著作

神統記 θεογονία

著者
ヘシオドス

概要

 『神統記』は、ヘシオドス著の書物。

原初の神々

 最初にカオスが生じた。その次にガイアタルタロス、そしてエロスが共に誕生した。カオスからは エレボスとニュクスが生まれ、両神が交わってヘメラとアイテルを産んだ。

ウラノスの去勢

 ガイアウラノス、ポントスを産み、ウラノスと寝て、オケアノス、コイオス、クレイオスヒュペリオン、イアペトス、テイア、レア、テミス、ムネモシュネ、ポイベ、テテュスクロノスキュクロプス、ヘカトンケイルが生まれた。醜い子どもたちは父に憎まれてしまったので、母はアダマス族を作って、大鎌を拵え、クロノスに与えた。父が母に覆い被さった時、子は大鎌で父の性器を切り取って背後に投げ捨てた。
 血の滴を受け止めたガイアが、年月が巡りくるとエリニュス、ギガス、メリアと呼ばれるニュンペーを産んだ。
 海に落ちた性器の周りに泡が生じ、そこからアプロディテが誕生。キュテラ島に近付き、そこから後にキュプロス島に上陸した。彼女にはエロスが従う。

夜の子どもたち

 ニュクスはモロス、ケール、タナトス、ヒュプノス、オネイロス、モモス、オイジュス、ヘスペリス、モイライ、ケーレス、ネメシス、アパテ、ピロテス、ゲラス、エリスを誰とも交わらずに産んだ。
 エリスはポノス、レテ、リモス、アルゲア、ヒュスミネ、マケ、ポノス、アンドロクタシア、ネイコス、プセウドス、ロゴス、アンピロギア、デュスノミア、アーテー、ホルコスを産んだ。

海の子どもたち

 ポントスとガイアは交わってネレウス、タウマス、ポルキュス、ケト、エウリュビアをもうけた。
 ネレウスとオケアノスの娘ドリスからはネレイデスが生まれた。それはプロト、エウクランテ、サオ、アンピトリテ、エウドラ、テティス、ガレネ、グラウケ、キュモトエ、スペイオ、タレイア、パシテア、エラト、エウニケ、メリテ、エウリメネ、アガウエ、ドト、ペルサ、デュナメネ、ネサイエ、アクタイエ、プロトメデイア、ドリス、パノペ、ガラテイア、ヒッポトエ、ヒッポノエ、キュモドケ、キュマトレゲ、キュモ、エイオネ、ハリメデ、グラウコノメ、ポントポレイア、レイアゴレ、エウアゴレ、ラオメデイア、プリュノエ、アウトノエ、リュシアナッサ、エウアルネ、プサマテ、メニッペ、ネソ、エウポンペ、テミスト、プロノエ、ネメルテスである。
 タウマスとオケアノスの娘エレクトラはイリス、ハルピュイア、アエロ、オキュペテを産んだ。
 ポルキュスとケトはグライアイ、ゴルゴンを産んだ。メドゥーサポセイドンは添い寝し、三姉妹の内彼女だけが不死ではなく、彼女の首をペルセウスが切り取った時に、クリュサオルとペガソスが飛び出した。
 クリュサオルはオケアノスの娘カリロエと交わって、ゲリュオンをもうけた。周りを海で囲まれたエリュテイアの島で、ヘラクレスが牛をティリュンスへと駆り、オルトロスと牛飼いのエウリュティオンを牧場で殺したその日に、ゲリュオンを殺した。
 カリロエはエキドナを産んだ。
 エキドナテュポンと愛を交わし、オルトロス、ケルベロスヒュドラを産んだ。ヒュドラヘラが育て、アテナの計画によって、ゼウスの息子でアンピトリュオンの血を引くヘラクレスアレスの友なるイオラオスと共に殺した。
 エキドナキマイラを産んだ。ペガソスベレロポンが捕らえた。
 エキドナはオルトロスに従って、スピンクスネメアの獅子を産んだ。ヘラクレスネメアの獅子を打ち倒した。
 テテュスオケアノスに渦巻く川を産んだ。ネイロス、アルペイオス、エリダノス、ストリュモン、マイアンドロス、イストロス、パシス、レソス、アケロオス、ネッソス、ロディオス、ハリアクモン、ヘプタポロス、グレニコス、アイセポス、シモエイス、ペネイオス、ヘルモス、カイコス、サンガイオス、ラドン、パルテニオス、エウエノス、アルデスコス、スカマンドロス、ペイト、アドメテ、イアンテ、エレクトラ、ドリス、プリュムノ、ウラニエ、ヒッポ、クリュメネ、ロデイア、カリロエ、ゼウクソ、クリュティエ、エイデュイア、パシトエ、プレクサウレ、ガラクサウレ、ディオネ、メロボシス、トエ、ポリュドレ、ケルケイス、プルト、ペルセイス、イアネイラ、アカステ、クサンテ、ペトライエ、メネスト、エウロペ、メティス、エウリュノメ、テレスト、クリュセイス、アシエ、カリュプソ、エウドレ、テュケ、アンピロ、オキュロエ、ステュクスである。

太陽の子どもたち

 テイアヘリオス、セレネ、エオスヒュペリオンとの愛のうちに従って産んだ。
 エウリュビアはクレイオスと愛のうちに交わってアストライオスとパラスとペルセスを産んだ。
 アストライオスに、エオスは西風(ゼピュロス)、北風(ボレアス)、南風(ノトス)を産んだ。彼らの後でエオスはポスポロス星を産んだ。
 ステュクスはパラスと交わってゼロス、ニケ、クラトス、ビエといった子どもたちを館で産んだ。

月の子どもたち

 ポイベはまたコイオスの寝床に入ってレト、アステリアを産んだ。
 アステリアをかつてペルセスは自分の妻と呼ぶべく大きな館に連れていった。彼女は孕んでヘカテを産んだ。

大地の子どもたち

 レアはクロノスに身を委ね、ヘスティアデメテルヘラハデスゼウスを産んだ。自分の子によって打ち倒される定めになっていると、ガイアウラノスから聞いていたため、彼らをクロノスは飲み込んだ。レアはゼウスを産もうとしていた時に、両親ガイアウラノスに知恵を編み出すよう祈った。両親はレアをクレタ島のリュクトスに送った。ゼウスをレアからガイアは受け取り、アイガイオン山中の洞窟に隠した。そして産着で包んだ大きな石を、クロノスの手に渡した。彼はそれを両手でつかむと自分の腹の中に収めた。年が巡り回るとガイアのとても賢い勧めによって欺かれて、クロノスは、自分の息子を吐き出した。まず最初に、最後に飲み込んだ石を吐き出した。その石をゼウスは最も神聖なデルポイで、幅広い道を持つ大地の下、パルナッソス山の谷間に、この後の標しとして、死すべき人間たちにとっての驚異として据えた。

反逆者たち

 イアペトスはオケアノスの娘クリュメネを妻にして、アトラス、メノイティオス、プロメテウスエピメテウスを産んだ。
 彼は初めから人間たちにとって悪であった。というのは最初に彼がゼウスの造った乙女を受け取ったのだから。
 メノイティオスを向こう見ずさと傲慢な力の故に、ゼウスは雷電で打ち、エレボスへ送った。
 アトラスはヘスペリスの娘たちの前で天を支えている。というのはその運命をゼウスが割り振ったからである。
 そしてプロメテウスを戒めで縛った。彼に鷲をけしかけ、鷲は不死なる肝臓を食べたが、その分だけ夜の間に増えた。その鳥をヘラクレスが殺した。そして実に、不死なる神と人間たちがメコネで別れた。その時に彼は牛を切り分け、ゼウスの前には、肉と脂の乗ったはらわたを牛の胃袋で包んで、牛皮の中に入れて置いた。そしてまた人間たちの前には、牛の白い骨を脂肪で包んで置いた。さてゼウスは両手で白い脂肪を取り上げたが、欺く策略による牛の白い骨を見た時に怒って、地上に住む死すべき人間たちのために火の力をトネリコに与えはしなかった。だが彼をプロメテウスは欺いて火の明るい光をウイキョウの内に入れて盗んだ。
 怒ったゼウスは火の代わりに、人間たちにとっての災いをこしらえた。すなわち土から両足の曲がった神が娘に似たものを形造った。クロノスの子の意思によって、アテナは帯を着けてやり、銀の衣を着せてやった。また頭からベルを両手で掛けた。頭の周りには、牧草の花でできた、新たに芽を吹いた冠を、パラス・アテナは置いた。そして彼女の頭の周りには、黄金の冠を置いた。彼女から破滅に導く種族、女たちの族が生まれ出た。死すべき者たちにとっての大いなる災いであり、男たちと共に暮らし、不幸なペニエとは友とならずコロスと共にいる。

ティタノマキア

 ブリアレオス、コットス、ギュゲスに父が憎しみを覚えた時、大地の下に住まわせた。クロノスの子と他の不死なる神が、ガイアの抜け目のなさによって、再び光の下に引っ張り出した。というのは、彼らと共に戦えば勝利と栄光を得ることができると彼女が神に話したからである。オトリュス山からやってきたティタンたちと、オリュンポス山からやってきた良き者どもの贈り手たる神、レアがクロノスと共に寝て産んだ者たちは、10年間戦っていた。
 ネクタルアンブロシアを食した時に、人間たちと神の父は彼らに言った。「ガイアウラノスの子どもたちよ。ティタン神たちとクロノスから生まれた私たちは、そしてあなた方は、大きな力と無敵の腕力をティタンたちに対峙して示す。あなた方は好意を記憶している。どれだけの酷い目に遭って、戒めから日の下に戻ってきたか。我の意思によって、薄暗い地下の闇から。」するとコットスは答えた。「あなたの思慮深さによって、薄暗い地下の闇から、酷い戒めから、再び我は戻ってきたのです。王たるクロノスの子よ。我は恐ろしい戦いの中であなたの権力を守りましょう。ティタンたちと戦って。」ゼウスが冥界から日の下に連れてきた者たちの肩からは百本の腕が、それぞれ50の頭が生えていた。
 彼らは岩を腕に持って、ティタンたちとのひどい戦闘に入った。それに対するティタンたちは隊列を固めた。両者は共に力と腕力の業を示した。すると海は鳴り響き、大地はひどくぶつかり合い、天は揺すられて呻き答え、オリュンポスは足元から揺れた。不死なる者たちの殺到によって足による激しい震動と、口にできない怒号と力強い投射の大きな切り裂き音は、薄暗い奈落に届いた。ゼウスは天、オリュンポスから雷を落としながら、出征していった。稲妻は雷鳴と雷光と共になって、神聖の炎を巻き上げつつ落ちた。大地は燃えて、森は辺り中に大きく鳴り響いた。全大地やオケアノスの流れや海は沸騰した。そして熱い息吹が地上のティタンたちを取り囲み、炎が天のアイテルに達した。炎がカオスを掴んだ。大音響が起き立った。ゼウスは力の成果を見せ、戦の秤は傾いた。コットス、ブリアレオス、戦争に飽きることなきギュゲスは、3百個の岩を次から次へと投げて、ティタンたちを矢の下の影にした。そして彼らを大地の下に送り、戒めで縛った。

冥界の住人たち

 奈落の周りには、青銅の柵が巡らされていて、その周りには夜が付きまとっていた。そして上方には大地と不毛の海の根が生えていた。そこ、闇の下にはティタン神たちがゼウスの意図によって、隠されている。彼らには出て行くことができない。青銅の扉をポセイドンが置いていて、柵が両側から巡らされていた。そこにはギュゲス、コットス、ブリアレオスがアイギスを持つゼウスの忠実な守り手として、住む。
 奈落にはニュクスの家が建っている。扉の前には、イアペトスの息子が天を支えている。そこにはニュクスとヘメラが近付いて互いに話しかける。ニュクスは、タナトスの兄弟であるヒュプノスを手に携えてゆく。そしてそこには、ニュクスの子どもヒュプノスとタナトスが家を持っている。ヘリオスは、光線を当てて見はしない。
 そこからさらに先には、地下の神ハデスペルセポネの館が建っている。そして恐ろしい犬が表で番をしている。再び出て行くことを許さないで、門から外に出て行く者を捕まえると、食ってしまう。
 またそこには、オケアノスの長女ステュクスが、神から遠く離れて、大きな岩で覆われた館に住んでいる。タウマスの娘、足の速いイリスも滅多に伝言を持ってきはしない。争いが不死なる者たちの間に起きる時、オリュンポスに館を持つ者たちのうち誰かが嘘を吐こうものなら、ゼウスはイリスを、神の大いなる誓いなる水を、黄金の水差しに入れて持ってくるよう、送った。それは大地の遥か下、聖なる川から、夜を通って流れている。これはオケアノスの支流で、分け前については10分の1が割り当てられている。海の9つの流れは大地と海の背中を巡って、渦を巻いて海へと注いでいる。だが1つは神にとっての大いなる災いとして、岩から流れ落ちている。お神酒を捧げた上で偽りの誓いをなすものは、オリュンポスの頂きに座を占める不死なる者のうちで、1年間アンブロシアネクタルに近寄ることはなく、息をせずに横になるのである。しかし1年間が病を終わらせると、難行が続くのである。そして9年間神から分けられ、決して会議にも食卓にも加われない。10年目に再びオリュンポスに館を持つ不死なる者たちの集会の場に加わる。そのような誓いとして、神はステュクスの不滅で太古の水を定めた。またそこに、大地、奈落、海、天の、つまり万物の、源と終局が並んでいる。またそこに、光輝く門と青銅の敷居があり、動かされず、ずっと伸びる根を固く、自然に伸びている。さらに先には、全ての神の外、奈落の向こう側に、ティタンたちが住んでいる。
 しかしゼウスの同盟者たちが、オケアノスの基礎の上の館に住んでいる。コットス、ギュゲス、ブリアレオスは善き者なのでポセイドンがブリアレオスを養子にした。彼の娘、キュモポレイアと結婚した。

奈落の子どもたち

 さてティタンたちを天からゼウスが追い払った時に、タルタロスとの愛のうちに、最年少の息子テュポンガイアは産んだ。ゼウスが彼を稲妻で屈服させ、タルタロスへ投げた。テュポンからは湿った強く吹く風たちが生まれる。ノトス(南風)、ボレアス(北風)、ゼピュロス(西風)を除く者が。それらは海に吹き、死すべき者たちにとっての大きな不幸となり、悪しき嵐風となって乱れる。その時で別の風が吹き、船乗りたちを滅ぼす。大地の上を隅まで吹き、人間たちの実りを滅ぼす。

ゼウスと妻たち

 さて神の王ゼウスはメティスを最初の妻にした。彼女はアテナと、神と人間たちの王である息子を産むよう定められていた。しかし、ガイアウラノスは、神の王の権限を別の神が取ることのないようにと言ったので、ゼウス彼女を腹の中に飲み込んだ。
 2番目にテミスを娶った。彼女はホライモイライを産んだ。
 3番目に彼にオケアノスの娘であるエウリュノメはカリテスを産んだ。アグライアエウプロシュネタレイアである。
 そしてゼウスデメテルの寝室に入った。彼女はペルセポネを産んだ。
 ゼウスムネモシュネを愛すると、彼女からムーサイが生まれた。
 レトアポロンアルテミスを産んだ。
 最後にヘラを妻にした。彼女はヘベ、アレス、エイレイテュイアを産んだ。ゼウス自らアテナをその頭から産んだ。そして共に寝る夫に怒り競ったので、ヘラヘパイストスを愛で交わらずに産んだ。

その他の神々の婚姻

 そしてアンピトリテとポセイドンからトリトンが生まれた。
 アレスに、アプロディテポボスとデイノスを産んだ。またハルモニアを産んだが、彼女をカドモスが妻にした。
 さてゼウスアトラスの娘マイアはヘルメスを産んだ。カドモスの娘セメレはゼウスと愛のうちに交わって、息子ディオニュソスをを産んだ。ゼウスの愛のうちに交わって、アルクメネは力の強いヘラクレスを産んだ。
 両足の曲がったヘパイストスカリテスのうちで最も若いアグライアを妻にした。
 ディオニュソスミノスの娘、アリアドネを妻にした。
 ヘラクレスは、ゼウスヘラの娘ヘベを、オリュンポスで妻にした。
 ヘリオスオケアノスの娘のペルセイスはキルケと王アイエテスを産んだ。アイエテスはオケアノスの娘エイデュイアと結婚した。そして彼女はメデイアを産んだ。

女神と人間

 デメテルはイアシオンと愛しい愛で交わってプルトスを産んだ。
 カドモスにハルモニアは、イノ、セメレ、アガウエ、アリスタイオスが結婚したアウトノエ、ポリュドロスをテーバイで産んだ。
 オケアノスの娘カリロエは心強きクリュサオルと愛のうちに交わってゲリュオンを産んだが、彼をヘラクレスがエリュテイアで殺した。
 ティトノスエオスはメムノンと、アイティオピア王エマティオンを産んだ。またケパロスにパエトンを産んだ。
 アイエテス王の娘をアイソンの子は連れて来たペリアスが課した苦難を終えると彼はイオルコスに着いた。アイソンの子は、彼女を妻にした。そして彼女は人の牧者イアソンに身を委ねて息子メディオスを産んだが、この子をピリュラの子ケイロンが山で育てた。こうしてゼウスの考えは果たされたのだ。
 そしてネレイデスのプサマテはポコスをアイアコスとの愛のうちに産んだ。
 テティスはペレウスに身を委ねてアキレウスを産んだ。
 アイネイアスをアンキセスと愛の交わりによってアプロディテはイデ山の頂上で産んだ。
 ヒュペリオンの息子ヘリオスの娘キルケオデュッセウスとの愛の内にアグリオス、ラティノス、テレゴノスを産んだ。彼らはテュルセノス人たちを皆支配した。
 オデュッセウスカリュプソはナウシトオスとナウシノオスを愛で交わって産んだ。

別表記

 神統譜、TheogoniaTheogony

外部リンク

 ウィキペディア
 コトバンク
 SAITO's Web Site
 ARCADISSIMA

イリアス Iλιάς

著者
ホメロス

概要

 『イリアス』は、ホメロス著の書物。

登場人物

 小アイアス、大アイアス、アイシュムノス、アイセポス、アイトラ、アイネイアス、アウトメドン、アガストロポス、アガトン、アガペノル、アカマス、アガメムノンアキレウス、アクシュロス、アゲノル、アシオス、アスカラポス、アステュアナクス、アステロパイオス、アダマス、アピサオン、アムピマコス、アルカトオス、アルキメドン、アルキモス、アルケシラオス、アルケプトレモス、アルケロコス、アレタオン、アレトス、アンキアロス、アンティポス、アンティポノス、アンティマコス、アンティロコス、アンテノル、アンドロマケ、アムピオス、イアルメノス、イドメネウス、イピノオス、イソス、イダイオス、イピス、イピダマス、イムブリオス、イリオネウス、エイオネウス、エウケノル、エウドロス、エウネオス、エウポルボス、エウメロス、エウリュアロス、エウリュバテス、エウリュピュロス、エケポロス、エケムモン、エピストロポス、エペイオス、エペイゲウス、エレペノル、エンノモス、オデュッセウス、オトリュオネウス、オペレステス、オルティロコス、カッサンドラ、カルカス、カレシオス、カレトル、カロプス、グネウス、グラウコス、クリュセイス、クリュセス、クリュティオス、クリュメネ、クレトン、クロニオス、クロミオス、ケブリオネス、コイラノス、コオン、ゴルギュティオン、サルペドン、シモエイシオス、スカマンドリオス、スケディオス、スティキオス、ステネロス、ステントル、ソコス、タルテュビオス、タルピオス、テアノ、ディオクレス、ディオス、ディオメデ、ディオメデス、ディオレス、デイコオン、デイピュロス、デイポボス、テウクロス、テストル、デモコオン、デモレオン、テュモイテス、テルシテス、トアス、トオテス、ドラキオス、トラシュメデス、ドリュクロス、トレポレモス、ドロプス、ドロン、ナステス、ニレウス、ネストル、ノエモン、パイノプス、パトロクロス、パムモン、ハリオス、パリス、ハルパリオン、パンダロス、パントオス、ビエノル、ヒケタオン、ヒッポティオン、ヒッポトオス、ヒッポノオス、ヒッポロコス、ヒュペレノル、ピュライオス、ピュライクメス、ピュライメネス、プリアモス、ブリセイス、プロトエノル、プロトオス、ペイサンドロス、ペイダス、ペイディッポス、ペイロオス、ヘカベ、ヘカメデ、ヘクトル、ペゲウス、ペダイオス、ペダソス、ペネレオス、ペリパス、ペリペテス、ペレクロス、ヘレネ、ヘレノス、ポイニクス、ポダルケス、ポダレイリオス、ポリテス、ポリュドロス、ポリュポイテス、ポリュボス、マカオン、ミュドン、メリオネス、メゲス、メドン、メネスティオス、メネステウス、メネラオス、メラニッポス、メンテス、ラオダマス、ラオディケ、ラオトエ、ラオドコス、ラムポス、リュカオン、レイトス、レオンテウス、レソス

別表記

 イーリアス、IliasIliad

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参考文献

 『Eros the Bittersweet
 『情報エネルギー化社会』

オデュッセイア Odysseia

著者
ホメロス

概要

 古代ギリシアの長編叙事詩。24編。『イリアス』と共に、ホメロス作と伝えられる。BC800~BC600年ごろ成立。オデュッセウストロイアから凱旋の帰途難破し、10余年の漂流と冒険の後帰国、留守の間に妻に求婚した男たちに報復する物語。ヨーロッパ文芸の源をなす作品。

登場人物

 アイオロスアウトリュコスアガメムノン、アゲラオス、アムピノモス、アムピメドン、アルキノオス、アルナイオス、アレテ、アレトス、アンティクレイア、アンティノオス、アンティパテス、アンティポス、イノ、エウペイテス、エウマイオス、エウリュクレイア、エウリュノメ、エウリュマコス、エウリュロコス、エケネオス、エケプロン、エテオネウス、エルペノル、オデュッセウスカリュプソキルケ、クティメネ、クテシッポス、クリュトネオス、ストラティオス、テオクリュメノス、デモドコス、デモプトレモス、テレマコス、トラシュメデス、ドリオス、ナウシカア、ネストル、ノエモン、ハリオス、ハリテルセス、ピロイティオス、ペイサンドロス、ペイシストラトス、ペイライオス、ペネロペ、ペミオス、ペリメデス、ペルセポネヘレネ、ポリテス、ポリュカステ、ポリュダムナ、ポリュペモス、ポリュボス、マロン、メガペンテス、メサウリオス、メドン、メネラオス、メランティオス、メラント、メンテス、メントル、ラエルテス、ラオダマス、ラムペティエ、レオデス

別表記

 オデュッセイアー

外部リンク

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参考文献

 『ルネサンス精神の深層』
 『Eros the Bittersweet

縛られたプロメテウス Προμηθεὺς Δεσμώτης

著者
アイスキュロス

概要

 『縛られたプロメテウス』は、アイスキュロス作とされている戯曲。
 ギリシア悲劇は三部作で上演されるものであり、他の2作は散逸し断片のみが伝わっている。『解放されるプロメテウス』が本作に続くが、『火を運ぶプロメテウス』が第1作か第3作なのかは不明。
 ゼウスが人類を滅ぼそうとするのに対し、プロメテウスは火を与えることによって救い、岩山に縛り付けられてしまう。ゼウスの専横に屈さず反抗するプロメテウスの姿を描いた作品。
 ここではゼウスは横暴な暴君として登場しているが、アイスキュロスの他の作品で描かれている正義を守るゼウス像とは相いれず、作者の同定については疑問視されている。

別表記

 Prometheus vinctusPrometheus Bound

外部リンク

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オレステイア Ὀρέστεια

著者
アイスキュロス
上演
紀元前458年

概要

 『オレステイア』は、アイスキュロス作とされている戯曲。
 三部作が唯一完全な形で残された悲劇作品で、『アガメムノン』『供養する女たち』『慈しみの女神たち』からなる。
 これにサテュロス劇『プロテウス』を加えた計4作が、紀元前458年のアテナイのディオニュソス祭にて上演された。

アガメムノン

 トロイア戦争に勝利したギリシア軍総大将アガメムノンが、10年ぶりにミュケナイに帰るところから話は始まる。アガメムノンは出征する際、娘イピゲネイアを女神への生贄として捧げた。これを怨んだ妻のクリュタイムネストラは、同じく恨みを抱くアイギストスと深い仲になり、凱旋してきたアガメムノンと捕虜で愛人のカッサンドラの殺害を図る。
 戦勝という大義のためなら娘の命を奪うこともやむを得ないとする父にとっての公的な正義は、愛する娘の命を戦争ごときのために奪ってはならないとする母にとっての私的な正義によって倒される。

供養する女たち

 里子に出されていたオレステスが成人してミュケナイに帰還。亡父アガメムノンの仇である母クリュタイムネストラと情夫アイギストスを殺害。父の敵討ちという正義を果たしたが、その結果、母親殺しという重罪を犯し、復讐の三女神エリニュスに襲われて狂乱状態に陥る。

慈しみの女神たち

 オレステスアテナイのアクロポリスにある女神アテナの神殿に向かい、アテナを裁判長として、オレステスを弁護するアポロンと、母親殺しとして告発する復讐の三女神エリニュスの間で裁判が行われる。陪審員12人の判決は半々に分かれるものの、裁判長のアテナが無罪に1票投じたため、被告側が勝訴。若い神々がより古い神々である自分たちをないがしろにしたとエリニュスは激昂するが、宥められてアテナイの慈しみの女神エウメニデスとなるよう説得されると、この申し出を受け入れる。こうして、憎しみの連鎖は断ち切られ、ギリシア世界に調和と安定がもたらされ終幕する。
 母権と父権の闘争において、父権を最終的には優位としているが、しかし、母権を排斥することなく別の性質に転換させている。

登場人物

 アガメムノン
 クリュタイムネストラ
 イピゲネイア
 カッサンドラ
 エリニュス
 オレステス
 エレクトラ
 アポロン
 アテナ

別表記

 The Oresteia

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オイディプス王 Oἰδίπους τύραννoς

著者
ソポクレス
執筆
紀元前427年頃
上演
紀元前430年頃

概要

 『オイディプス王』は、ソポクレス作の戯曲。ギリシア悲劇の最高傑作と評価されている。
 テーバイの王オイディプスは国に災いをもたらした先王弑逆犯を追及するが、それが実は自分であり、さらに産みの母と交わって子を儲けていたことを知るに至って自ら目を潰し、王位を退くまでを描く。

別表記

 オイディプース王、Oedipus TyrannusOedipus the TyrantOedipus Rex

登場人物

 オイディプス
 クレオン

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アウリスのイピゲネイア

著者
エウリピデス

概要

 『アウリスのイピゲネイア』は、エウリピデス著の書物。

英語

 Iphigeneia at Aulis

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プロタゴラス Protagoras

著者
プラトン

概要

 『プロタゴラス』は、プラトン著の書物。

外部リンク

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参考文献

 『Eros the Bittersweet

リュシス Lysis

著者
プラトン

概要

 『リュシス』は、プラトン著の書物。

外部リンク

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参考文献

 『Eros the Bittersweet

メネクセノス Μενέξενоς

著者
プラトン

概要

 『メネクセノス』は、プラトン著の書物。

別表記

 Menexenus, Menexenos

外部リンク

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参考文献

 『Eros the Bittersweet

饗宴 Symposium

著者
プラトン

概要

 『饗宴』は、プラトン著の書物。

登場人物

 ディオティマ

ディオティマ Diotima

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 Wikipedia

国家 Πολιτεία

著者
プラトン

概要

 『国家』は、プラトン著の書物。

別表記

 国家篇、共和国、The Republic

外部リンク

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ピレボス Philebus

著者
プラトン

概要

 『ピレボス』は、プラトン著の書物。

外部リンク

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ティマイオス Τίμαιος

著者
プラトン

概要

 『ティマイオス』は、プラトン著の書物。

別表記

 TimaiosTimaeus

外部リンク

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法律 Νόμοι

著者
プラトン

概要

 『法律』は、プラトン著の書物。

別表記

 ノモイ

外部リンク

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ニコマコス倫理学 Ἠθικὰ Νικομάχεια

著者
アリストテレス

概要

 『ニコマコス倫理学』は、アリストテレス著の書物。

第4巻

 倫理的な卓越性(徳)についての各論全9章。第1章、第2章:財貨(クレーマタ)に関する徳。第3章、第4章:名誉(ティメー)に関する徳。第5章:怒り(オルゲー)に関する徳。第6章、第7章、第8章:人間の接触に関する徳。第9章:徳に似て非なるもの。

第1章

 寛厚(エレウテリオテース):放漫と吝嗇の中庸。

第2章

 豪華(メガロペレペイア):価値あるものへの壮大な出費。粗大・派手と細かさの中庸。
 偉大な人物は、適切なものを見極める能力を持ち、優れた趣味で多額の資金を費やすことができる。冒頭で述べたように、特性はその活動や対象によって定義される。…偉大な人物は、この種の金額を費やすことを高貴な行為と考えるためそうするのである。…彼は、いかにして最も高貴で適切な結果を達成するかを模索し、それがどれほどの費用になるかや、いかに安く行うかについては考えない。…最も価値のある所有物は金のような最も高価なものであるが、最も価値のある成果や結果は偉大で高貴なものである。その姿を見ると賞賛せざるを得ないものであり、偉大なものは称賛に値するのである。…個人的な事柄において、偉大さは一度きりの出費、例えば結婚式など、あるいは都市全体や著名人にとって関心のあるものに示される。また、外国の訪問客を迎えたり見送ったりすることにも表れる。…偉大な人物は、自身の富に見合った家を整えることも典型的である。なぜなら、それも一種の装飾であり、また、最も高貴なものとして長く続く作品にお金を費やすことを好むからである。

外部リンク

 ウィキペディア
 University of Florida

政治学 Τα Πολιτικά

著者
アリストテレス

概要

 『政治学』は、アリストテレス著の書物。

早稲田大学中央図書館所蔵 1506年版 冒頭部分

訳者
レオナルド・ブルーニ

外部リンク

 プロティノス『エネアデス』とルネサンス

アルゴナウティカ Ἀργοναυτικά

著者
アポロニオス
執筆
紀元前3世紀

概要

 『アルゴナウティカ』は、アポロニオス著の書物、叙事詩。

別表記

 アルゴ船周航

外部リンク

 ウィキペディア

捕虜 Captivi

著者
プラウトゥス

概要

 『捕虜』は、プラウトゥス作の戯曲。

外部リンク

 Wikipedia

メナエクムス兄弟 Menaechmi

著者
プラウトゥス

概要

 『メナエクムス兄弟』は、プラウトゥス作の戯曲。

外部リンク

 Wikipedia

参考文献

 『ルクレツィア・ボルジア―ルネッサンスの黄昏』

商人 Mercator

著者
プラウトゥス

概要

 『商人』は、プラウトゥス作の戯曲。

外部リンク

 Wikipedia

ほら吹き兵士 Miles Gloriosus

著者
プラウトゥス

概要

 『ほら吹き兵士』は、プラウトゥス作の戯曲。

別表記

 空論家、The Captives

外部リンク

 Project Gutenberg - Beatrice d'Este, Duchess of Milan, 1475-1497 by Julia Cartwright
 Wikipedia

参考文献

 『ルクレツィア・ボルジア―ルネッサンスの黄昏』

弁論家論 Orator

著者
キケロ
執筆
紀元前46年

概要

 『弁論家論』は、キケロ著の書物。
 1421年にキケロの『構想論』『ヘレンニウスへ』『ブルートゥス』『弁論家論』『弁論家について』を収めた写本が、ローディ司教ゲラルド・ランドリアーニによりそのローディ大聖堂書庫から発見された。それ以前に流布していた『弁論家論』には第3巻18-109章が欠けていたが、これで完全な手稿が揃えられた。

外部リンク

 HD
 J-Stage
 Wikipedia

神性について De Natura Deorum

著者
キケロ
執筆
紀元前45年

概要

 『神性について』は、キケロ著の書物。

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

事物の本性について De Rerum Natura

著者
ルクレティウス

概要

 『事物の本性について』は、ルクレティウス著の書物。

別表記

 事実の本性について

参考文献

 『イコノロジー研究

建築について De Architectura

著者
ウィトルウィウス

概要

 『建築について』は、ウィトルウィウス著の書物。

火の発見 1521年版 コモ チェーザレ・チェザリーノ

Vitruvius De Architectura

原始住居の建造 1521年版 コモ チェーザレ・チェザリーノ

Vitruvius De Architectura

原始住居の建造 1547年版 パリ

Vitruvius De Architectura

1548年版 ニュルンベルク

Vitruvius De Architectura Vitruvius De Architectura

火の発見 1548年版 ニュルンベルク

Vitruvius De Architectura
Vitruvius De Architectura

1567年版

Vitruvius De Architectura

別表記

 建築十書、建築書

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 kenちく小考
 ORIGINS OF ARCHITECTURE
 ArtServe at the Australian National University
 ArtServe at the Australian National University
 Philip Resheph
 New York University
 Science and Society Picture Library

アエネイス Aeneis

著者
ウェルギリウス

概要

 『アエネイス』は、ウェルギリウス著の書物。

国立ヴィットーリオ・エマヌエレ3世図書館所蔵 10世紀

番号
Codex olim Vienna 58, fol. 55v
対象
ディドアイネイアス

別表記

 アエネーイス、Aeneid

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 ウィキペディア
 藤川哲の授業用サイト
 Scribd
 THE BRITISH LIBRARY
 Wikisource

参考文献

 『イコノロジー研究
 『マキァヴェッリ 忘恩、運命、野心、好機』
 『ルネサンス宮廷大全』
 『ルネサンス精神の深層
 『ルネサンスの華』
 『ロレンツォ・デ・メディチ暗殺』
 『Eros the Bittersweet

恋愛治療 Remedia Amoris

著者
オウィディウス

概要

 『恋愛治療』は、オウィディウス著の書物。

外部リンク

 Poetry In Translation
 Wikipedia

転身物語 Metamorphoses

著者
オウィディウス

概要

 『転身物語』は、オウィディウス著の書物、ラテン物語詩、神話叙事詩。

収録

 第1巻:世界の始まり、人間の誕生、四つの時代、巨人族(ギガンテス)、リュカオン、大洪水、デウカリオンとピュラ、ピュトン、ダプネ、イオ、アルゴス、シュリンクス、エパポスとパエトン
 第2巻:パエトン、太陽の娘たち(ヘリアデス)、キュクノス、カリスト、大鴉・コロニス・小烏、オーキュロエ、バットス、ケクロプスの娘たち、アグラウロスと「嫉妬」、エウロペ
 第3巻:カドモス、アクタイオン、セメレ、テイレシアス、ナルキッソスとエコー、バッコスとペンテウス、リュディアの船乗りたち、ペンテウス
 第4巻:ミニュアスの娘たち、ピュラムスとティスベ、マルスとウェヌス、レウコトエとクリュティエ、サルマキス、ミニュアスの娘たち(こうもり)、アタマスとイノー、カドモスとハルモニア、ペルセウスとアトラス、ペルセウスとアンドロメダ、メドゥーサ
 第5巻:ピネウス、プロイトスとポリュデクテス、詩神(ムーサ)たちとピュレネウス、ピエロスの娘たち、プロセルピナの略奪、キュアネ、ケレス、アスカラポス、セイレンたち、アレトゥーサ、トリプトレモス
 第6巻:アラクネ、ニオベ、リュキアの農夫たち、マルシュアス、ペロプス、テレウスとプロクネとピロメラ、ボレアスとオレイテュイア
 第7巻:イアソンとメデイア、アイソン、ペリアスとその娘たち、メデイアの逃亡、テセウス、ミノス、アイアコスとケパロス、アイギナの疫病、「蟻男(ミュルミドン)」たち、ケパロスとプロクリス
 第8巻:ニーソスとスキュラ、アリアドネ、ダイダロスとイカロス、ペルディクス、カリュドンの猪、メレアグロスとアタランタ、アルタイア、メレアグロスの姉妹たち、テセウスとアケロオス、エキナデスの島々とペリメレ、バウキスとピレモン、エリュシクトン
 第9巻:アケロオスとヘラクレス、ネッソスとデイアネイラ、ヘラクレスと死の衣、リカス、ヘラクレスの神化、アルクメネとガランティス、ドリュオペとローティス、イオラオスと若返りの恵み、ビュブリスとカウノス、イピスとイアンテ
 第10巻:オルペウスとエウリュディケ、木々の飛来、キュパリッソス、ガニュメデス、ヒュアキントス、プロポイトスの娘たちと「角男(つのおとこ)」、ピュグマリオン、ミュラと父キニュラス、ウェヌスとアドニス、アタランタとヒッポメネス、アドニスの変身
 第11巻:オルペウスの死、トラキア女たちへの懲罰、ミダス王、ラオメドン王、テティスとペレウス、ケユクス、ダイダリオンとキオネ、プサマテの狼、ケユクスとアルキュオネ、ケユクス王の遭難、「眠り」の神モルペウス、かわせみ、潜水鳥
 第12巻:アウリスのイピゲネイア、「噂(ファーマ)」とその住まい、アキレウスとキュクノス、カイネウス、ラピタイ族とケンタウロスたちとの戦い、キュラロスとヒュロノメー、カイネウスの最期、ヘラクレスとペリクリュメノス、アキレウスの死、アキレウスの武具をめぐる争い
 第13巻:アイアスの言い分、オデュッセウスの主張、アイアスの死、ヘカベとトロイアの女たち、ポリュクセナ、ポリュドロス、メムノン、アイネイアスとアニオス王、アニオスの娘たち、オリオンの娘たち、スキュラ、ガラテイアとアキスとポリュペモス、グラウコス
 第14巻:スキュラとキルケ、ケルコプスたちと「猿ヶ島」、巫女シビュラ、アカイメニデスとポリュペモス、マカレウスとオデュッセウスとキルケ、ピクスとカネンス、ディオメデスの仲間たち、野生オリーブ、妖精(ニンフ)たちに変わったトロイアの船団、アルデア、アイネイアスの神化、ポモナとウェルトゥムヌス、イポスとアナクサレテ、タルペイアとロムルス、ロムルスと妻ヘルシリア
 第15巻:ヌマ、ミュスケロスとクロトン市、ピュタゴラスの教え、ヌマの妻エゲリアとヒッポリュトス、タゲスとキプス、アスクレピオス、カエサルの神化とアウグストゥス

デンマーク王立図書館所蔵 Thott 399 folio 9 v. 1480年頃

 盲目のクピドウェヌスと三美神。

別表記

 変身物語、変形物語、転身譜

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 ウィキペディア
 パエトンの暴走とオウィディウス 『変身物語』の構想
 ピクシブ百科事典
 Det Kgl. Bibliotek
 Poetry In Translation

ピュラムスとティスベ Pyramus et Thisbe

著者
オウィディウス

概要

 『ピュラムスとティスベ』は、オウィディウス著『転身物語』第4巻の1話。

1289年フランス版 フランス国立図書館所蔵 Latin 15158

別表記

 ピュラモスとティスベ

外部リンク

 ウィキペディア
 藤川哲の授業用サイト
 Bibliothèque nationale de France

参考文献

 『イコノロジー研究

バウキスとピレモン 

著者
オウィディウス

概要

 『バウキスとピレモン』は、オウィディウス著『転身物語』第8巻の1話。

英語

 Baucis and Philemon

外部リンク

 STAR SHIP
 Wikipedia

祭暦 Fasti

著者
オウィディウス

概要

 『祭暦』は、オウィディウス著の書物。

別表記

 祭典暦

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

博物誌 Historia Naturalis

著者
プリニウス

概要

 『博物誌』は、プリニウス著の書物。

ランディーノの翻訳注解

翻訳
クリストフォロ・ランディーノ
注解
クリストフォロ・ランディーノ
初版
1476年
言語
イタリア語
出版
ヴェネツィアNicolaus Jenson

ランディーノの翻訳注解 Histria Naturale

寸法
415 × 280 mm. (page
出版
ヴェネツィアNicolaus Jenson
所有者
フィリッポ・ストロッツィ
所蔵
The Bodleian Lbrary, University of Oxford

外部リンク

 ウィキペディア
 広島経済大学図書館
 Philemon Holland's Pliny
 Christie's - Fine Art Auctions
 Early Printing in Europe
 Christie's - Fine Art Auctions

ユダヤ古代誌 Antiquitates Judaicae

著者
フラウィウス・ヨセフス
執筆
94~95年

概要

 『ユダヤ古代誌』は、フラウィウス・ヨセフス著の書物、全20巻のユダヤ史書。

外部リンク

 ウィキペディア
 Wikisource

黄金の驢馬 Metamorphoseon libri XI

著者
アプレイウス
執筆
2世紀

概要

 『黄金の驢馬』は、アプレイウス著の書物、全11巻から成る小説、完全に現存する唯一のラテン文学。
 魔術に興味を抱いた主人公ルキウスが誤って驢馬に変えられ、人々の手に渡りながら人間世界の裏側を観察する。最終的には女神イシスの介入によって人間の姿に戻り、新たな自己認識を再発見する。物語の途中には「クピドとプシュケ」の物語が挿入されており、神話の研究に貴重な情報を提供している。

別表記

 変容

外部リンク

 Wikipedia

狩猟法 Cynégétique

著者
オッピアヌス

概要

 『狩猟法』は、オッピアヌス著の書物。

1540~1550年ヴェネツィア版

 フランス国立図書館所蔵 ms. Grec 2736, fol. 28 v.

1540~1550年ヴェネツィア版

 フランス国立図書館 ms. Grec 2736, fol. 28

1554年パリ版

 フランス国立図書館 ms. Grec 2737, fol. 29 v.

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Bibliothèque nationale de France
 Bibliothèque nationale de France
 Bibliothèque nationale de France
 Bibliothèque nationale de France

参考文献

 『イコノロジー研究

エネアデス Enneades

著者
プロティノス
訳者
マルシリオ・フィチーノ

概要

 『エネアデス』は、プロティノス著の書物。

別表記

 エンネアデス

外部リンク

 ウィキペディア

参考文献

 『ルネッサンスの光と闇』
 『ルネサンス精神の深層』

皇帝伝 De Vita Casarum

著者
スエトニウス

概要

 『皇帝伝』は、スエトニウス著の書物。おそらくハドリアヌスの治世に書かれ、友人であり、119年にプラエフェクトゥス・プラエトリオであったガイウス・セプティキウス・クラルスに献呈されている。
 カエサルについては始めの何章かが失われてしまったが、他にアウグストゥス、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ、ガルバ、オト、ウィテッリウス、ウェスパシアヌス、ティトゥス、ドミティアヌスを一定の様式で伝えている。すなわち、風貌の描写、前兆、系譜、引用、そしてその後にどの皇帝についても一貫した順序での経歴、事績を述べている。
 スエトニウスは公共の備えのために蓄財した皇帝を貪欲とみなしているが、これは平均的なローマの中流階級の態度を反映したものであるかもしれない。

別表記

 ローマ皇帝伝

外部リンク

 Wikisource

霊魂の戦い Psychomachia

著者
プルデンティウス

概要

 『霊魂の戦い』は、プルデンティウス著の書物。

ライデン大学図書館所蔵 988~1034年頃 VLO 15, VIII, f040v-041r

別表記

 魂の戦い、プシュコマキア

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Leiden University Library
 Wikipedia

参考文献

 『イコノロジー研究

告白 Confessio

著者
ヒッポのアウグスティヌス
執筆
?年~397~400年

概要

 『告白』は、ヒッポのアウグスティヌス著の書物。

外部リンク

 ウィキペディア

参考文献

 『Eros the Bittersweet

Sacra Parallela

著者
ダマスコのイオアン
制作
9世紀、トルコ

概要

 『Sacra Parallela』は、ダマスコのイオアン著の書物。

フランス国立図書館所蔵 Grec 923, fol. 272

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Bibliothèque nationale de France

百科全書 De Rerum Naturis

著者
ラバヌス・マウルス
所蔵
モンテカッシーノ修道院 11世紀
ヴァティカン図書館 15世紀

概要

 『百科全書』は、ラバヌス・マウルス著作の書物。

De diis gentium

 モンテカッシーノ修道院所蔵 1022~1023年 MS. 132Cod. Casin. 132
 B is for Bel, Belfagor, Belzebub, and Behmoth

Rabanus Maurus De Rerum Naturis

De vehiculis

 モンテカッシーノ修道院所蔵 1022~1023年 MS. 132Cod. Casin. 132

Rabanus Maurus De Rerum Naturis

De portentis サトゥルヌスユピテル

 モンテカッシーノ修道院所蔵 1022~1023年 MS. 132Cod. Casin. 132

Rabanus Maurus De Rerum Naturis
Rabanus Maurus De Rerum Naturis
Rabanus Maurus De Rerum Naturis
Rabanus Maurus De Rerum Naturis

ウェヌスクピドパン

 モンテカッシーノ修道院所蔵 1022~1023年 MS. 132Cod. Casin. 132

Rabanus Maurus De Rerum Naturis

サトゥルヌスユピテル

 ヴァティカン図書館所蔵 15世紀 BAV, Pal. lat. 291

Rabanus Maurus De Rerum Naturis

別表記

 デ・ウニエルソー、De universo

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 唐草図鑑
 ルーヴル美術館
 Biblioteca Apostolica Vaticana
 El Arka
 Fabelwesen
 Internet Archive
 Internet Culturale
 Reallexikon zur Deutschen Kunstgeschichte
 Scholars Resource
 Visum

参考文献

 『イコノロジー研究

占星術概論

著者
アブー・マーシャル

概要

 『占星術概論』は、アブー・マーシャル著の書物。

サトゥルヌス

 モルガン図書館所蔵 1400年頃 MS. M. 785, fol. 34r

Abu Maʿshar Abū Maʿshar Saturnus

関連項目

 『イコノロジー研究

公式サイト

 The Morgan Library & Museum

外部リンク

 El Arka
 Pierpont Morgan Library
 Pierpont Morgan Library

参考文献

 『イコノロジー研究

マルティアヌス・カペラについての注解 Commentarius in Martianum Capellam

著者
レミギウス

概要

 『マルティアヌス・カペラについての注解』は、レミギウス著の書物。

バイエルン州立図書館所蔵 1100年頃 clm 14271

関連項目

 マルティアヌス・カペラ
 『イコノロジー研究

参考文献

 『イコノロジー研究

外部リンク

 藤川哲の授業用サイト
 Digitale Bibliothek - Münchener Digitalisierungszentrum
 El Arka

神々の像についての小冊子 Libellus de Imaginibus Deorum

著者
アルブリクス(Albricus

概要

 『神々の像についての小冊子』は、アルブリクス著の書物。

アエオルス

 ヴァティカン図書館所蔵 1420年頃 Codex Vaticanus Reginae Latinus 1290

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Genetica del Pollo

参考文献

 『イコノロジー研究

Astrologia cum Figuris

著者
マイケル・スコット

概要

 『Astrologia cum Figuris』は、マイケル・スコット著の書物。

バイエルン州立図書館所蔵 14世紀 clm 10268

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 藤川哲の授業用サイト
 Bayerischen Staatsbibliothek

参考文献

 『イコノロジー研究

イタリア人客 Der Wälsche Gast

著者
トマズィン・フォン・ツェルクラエレ

概要

 『イタリア人客』は、トマズィン・フォン・ツェルクラエレ著の書物。

モルガン図書館所蔵 MS G.54, fol. 008r 1380年頃トリーア

モルガン図書館所蔵 MS G.54, fol. 038r 1380年頃トリーア

別表記

 異国の客、イタリアのゲスト、デル・ヴェルシェ・ガスト、The Italian Visitor

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 The Morgan Library & Museum
 The Morgan Library & Museum
 Wikisource

参考文献

 『イコノロジー研究

天球論 Tractatus de Sphaera

著者
ヨハンネス・デ・サクロボスコ
所蔵
エステ図書館

概要

 『天球論』は、ヨハンネス・デ・サクロボスコ著の書物。

1472年 エステ図書館

 おそらくアンナ・マリーア・スフォルツァの嫁入り持参品。

別表記

 デ・スファラ、デ・スファエラ

外部リンク

 Aparences
 Biblioteca Estense Universitaria
 Codices Illustres
 Il Bulino
 Scala Archives
 SuperStock
 Web Gallery of Art
 Wikipedia

参考文献

 『ルネサンス宮廷大全』

走者 Der Renner

著者
フーゴー・フォン・トリンベルク
制作
1300年頃~

概要

 『走者』は、フーゴー・フォン・トリンベルク著の書物。

1401年 ライデン大学図書館 Cod. Leyd. Voss. G. G. F. 4

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Leiden University Library vgg f 4で検索f182r

薔薇物語 Roman de la Rose

著者
ギヨーム・ド・ロリス
ジャン・ド・マン
制作
本編1230年頃、続編1270年頃

概要

 『薔薇物語』は、ギヨーム・ド・ロリス著の本編とジャン・ド・マン著の続編からなる書物。

オーストリア国立図書館所蔵 1370年頃 Cod. 2592 Han, 34

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 ウィキペディア
 ONB

参考文献

 『イコノロジー研究
 『ルネサンス宮廷大全』

愛の神についての記録 Documenti d'Amore

著者
フランチェスコ・ダ・バルベリーノ

概要

 『愛の神についての記録』は、フランチェスコ・ダ・バルベリーノ著の書物。

ヴァティカン図書館所蔵 Barb.lat.4076 1318年以前

関連項目

 『イコノロジー研究

別表記

 愛の神についての報告

参考文献

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Biblioteca Apostolica Vaticana
 dame-licorne
 Vatican Library

神曲 La Divina Commedia

著者
ダンテ・アリギエーリ
執筆
1304~1308年頃

概要

 『神曲』は、ダンテ・アリギエーリ著の書物。

 地獄篇
 煉獄篇
 天国篇

別表記

 神聖喜劇

外部リンク

 ウィキペディア

参考文献

 『ルネサンス宮廷大全』

地獄篇 Inferno

著者
ダンテ・アリギエーリ
執筆
1304~1308年頃

概要

 地獄篇は、ダンテ・アリギエーリ著『神曲』の1部。

モンテフェルトロ家所蔵地獄篇の扉(1478年頃)

 Federigo da Montefeltro's Dante, La Divina Commedia, Inferno, Canto I, fol. 1r, c. 1477-78, (297 fols. 490 x 240 min.), Biblioteca Apostolica Vaticana, Urb Lat. 365

冥界の渡し守カロンが死者の霊を舟に乗せてゆく

G.Doreによる挿絵

別表記

 煉獄篇

外部リンク

 ウィキペディア
 Biblioteca Apostolica Vaticana

参考文献

 『ルネサンス宮廷大全』

煉獄篇 Purgatorio

著者
ダンテ・アリギエーリ
執筆
1308~1313年頃

概要

 煉獄篇は、ダンテ・アリギエーリ著『神曲』の1部。

別表記

 浄罪篇

外部リンク

 ウィキペディア

天国篇 Paradiso

著者
ダンテ・アリギエーリ
執筆
1316~1321年頃

概要

 天国篇は、ダンテ・アリギエーリ著『神曲』の1部。

別表記

 天堂篇

外部リンク

 ウィキペディア

参考文献

 『ルネサンス宮廷大全』

帝政論 De Monarchia

著者
ダンテ・アリギエーリ
執筆
1310年~1313年?

概要

 『帝政論』は、ダンテ・アリギエーリ著の書物。

外部リンク

 ウィキペディア

凱旋歌集 I Trionfi

著者
フランチェスコ・ペトラルカ

概要

 『凱旋歌集』は、フランチェスコ・ペトラルカ著の書物。

フランスの写本 1400年頃 Formerly Strasbourg, Forrer Collection

  The Wheel of Life dominated by Time

俗語詩断片集及び凱旋歌集 Rerum vulgarium fragmenta e Triumphi

制作
1460~1473年頃
寸法
239 mm×横140 mm
所蔵
ローマ、アンジェリカ図書館
番号
Cod. 1405
出品
2022年グッビオ、フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ生誕6百年展

Canzoniere e Trionfi 1463年 ラウラの肖像

作者
アンジェロ・ラーピ
所蔵
ラウレンツィアーナ図書館
対象
ラウラ・ド・ノヴ

1493年ヴェネツィア版 木版画

 の凱旋 ヤコポ・カプカーサ・ディ・コデカ作
 Petrarcha..., Venice (Johannes Capcasa di Codeca): 1493

1508年トリエステ版 木版画

 の凱旋 グレゴリオ・デ・グレゴリイ作
 Petrarcha con doi commenti sopra li sonetti et canzone, Trieste (Gregorio de Gregorii): 1508

1560年ヴェネツィア版 木版画

 の凱旋 V・ヴェルグリジ作

別表記

 トリオンフィ、イ・トリオンフィ、トリオンフ、I Trionfi

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 BibliOdyssey
 Finestre sull'Arte
 Google Books
 Интересное и забытое
 LE TAROT
 Monoskop
 Tarot.com
 Wikipedia
 Wikimedia Commons
 Wikimedia Commons
 WorldCat.org

参考文献

 『イコノロジー研究
 『イタリア・ルネサンスの文化』
 『ルクレツィア・ボルジア―ルネッサンスの黄昏』
 『ルネサンス宮廷大全』

異教神系譜論 Genealogia Deorum Gentilium

著者
ジョヴァンニ・ボッカッチョ

概要

 『異教神系譜論』は、ジョヴァンニ・ボッカッチョ著の書物。

別表記

 異神系譜論、神々の系譜、神々の系譜について

外部リンク

 Wikipedia

参考文献

 『イコノロジー研究
 『ルネサンス宮廷大全』

フィレンツェ史 Historia Florentina

著者
ポッジョ・ブラッチョリーニ

概要

 『フィレンツェ史』は、ポッジョ・ブラッチョリーニ著の書物。

人間の尊厳と優越について De dignitate et excelentia hominis

著者
ジャンノッツォ・マネッティ
執筆
1451年~1452年
献呈
アルフォンソ5世・デ・アラゴン
初版
1532年、バーゼル

概要

 『人間の尊厳と優越について』は、ジャンノッツォ・マネッティ著の書物。

別表記

 人間の尊厳と卓越性について

参考文献

 『ルネサンス宮廷大全』
 『ルネサンス精神の深層』
 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』

建築論 Trattato d'Architettura

著者
フィラレテ
完成
1464年
献呈
フランチェスコ1世・スフォルツァ

概要

 『建築論』は、フィラレテ著の書物。

フィレンツェ国立中央図書館所蔵 1464年(1470年頃)


関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 ORIGINS OF ARCHITECTURE

参考文献

 『イコノロジー研究
 『メディチ家』
 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』
 『ロレンツォ・デ・メディチ暗殺』

建築論 De re aedificatoria

著者
レオン・バッティスタ・アルベルティ
執筆
1443年~1445年、1447年~1452年
初版
1485年
献呈
ニコラウス5世

概要

 『建築論』は、レオン・バッティスタ・アルベルティ著の書物。

外部リンク

 Wikipedia

参考文献

 『イタリア・ルネサンスの文化』
 『世界大百科事典』
 『メディチ家』
 『ルネサンス宮廷大全』
 『ルネサンス精神の深層』

真の高貴について De vera nobilitate

著者
クリストフォロ・ランディーノ
執筆
1472年

概要

 『真の高貴について』は、クリストフォロ・ランディーノ著の書物。

別表記

 魂の高貴さについて、De nobilitate animate

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

カマルドリ論議 Disputationes Camaldulenses

著者
クリストフォロ・ランディーノ
執筆
1474年頃
刊行
1480年頃、フィレンツェ

概要

 『カマルドリ論議』は、クリストフォロ・ランディーノ著の書物。

別表記

 カマルドリ論争、カマルドリ討議、カマルドリ論叢、カムルドルの談論

外部リンク

 ウィキペディア

参考文献

 『メディチ家』
 『ルネサンス精神の深層』
 『ロレンツォ・デ・メディチ暗殺』
 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』

クサンドラ Xandra

著者
クリストフォロ・ランディーノ
初版
1443年

概要

 『クサンドラ』は、クリストフォロ・ランディーノ著の書物。

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

Litterarum simulationis liber

著者
ミケーレ・ゾペッロ
執筆
145?年

概要

 『Litterarum simulationis liber』は、ミケーレ・ゾペッロ著の暗号に関する書物。包囲された都市と通信するために暗号を使用する方法についてなど。

写本 LJS 225

 ジョアッキーノ・ディ・ジョヴァンニが1455~1458年に制作し、カリストゥス3世に献呈した写本。ペンシルヴァニア大学所蔵。

 枠の白蔓模様には、3羽の多彩な鳥に、 カリストゥス3世 の紋章を持つ2柱のプットーが描かれている。 難解な技術書であっても、読者の目を楽しませるように工夫を凝らした意匠である。

公式サイト

 University of Pennsylvania Libraries

外部リンク

 Internet Archive

モルガンテ Morgante

著者
ルイジ・プルチ

概要

 『モルガンテ』は、ルイジ・プルチ著の書物。

別表記

 巨人モルガンテ、Morgante maggiore

外部リンク

 Wikipedia

参考文献

 『メディチ家』
 『ルネサンス精神の深層』
 『ロレンツォ・デ・メディチ暗殺』

プラトン神学 Theologia Platonica

副題
霊魂の不滅について(de immortalitate animorum
著者
マルシリオ・フィチーノ
執筆
1474年
脱稿
1475年
初版
1482年

概要

 『プラトン神学』は、マルシリオ・フィチーノ著の書物。

参考文献

 『イコノロジー研究
 『世界の歴史16 ルネサンスと地中海』
 『メディチ家』
 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』
 『ルネサンス精神の深層』

愛について De Amore

著者
マルシリオ・フィチーノ
執筆
1475年

概要

 『愛について』は、マルシリオ・フィチーノ著の書物。

外部リンク

 ウィキペディア

参考文献

 『メディチ家』
 『ルネサンス精神の深層』

弁明 Apologia

著者
マルシリオ・フィチーノ
執筆
1489年

概要

 『弁明』は、マルシリオ・フィチーノ著の書物。

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

三重の生について De vita triplici

著者
マルシリオ・フィチーノ
献呈
ロレンツォ・イル・マニーフィコ
初版
1489年12月3日 フィレンツェ

概要

 『三重の生について』は、マルシリオ・フィチーノ著の書物。

別表記

 三つの生(De triplici vita

参考文献

 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』
 『ルネサンス精神の深層』

キリスト教論 Liber de Christiana religione

著者
マルシリオ・フィチーノ
執筆
1474年
初版
1476年

概要

 『キリスト教論』は、マルシリオ・フィチーノ著の書物。

参考文献

 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』
 『ルネサンス精神の深層』

盲者たちの舞踊 Danse aux aveugles

著者
ピエール・ミショー
執筆
1465年以前

概要

 『盲者たちの舞踊』は、ピエール・ミショー著の書物。

Ms. fr. 182 15世紀 ジュネーヴ大学図書館

 ルネ・ダンジューの妻であるジャンヌ・ド・ラヴァルの要請で、1465年にGuillaume de Deguileville著『Pèlerinage de vie humaine』と、それに続いてピエール・ミショーによる『盲者たちの舞踊』が収録された。2つの原文は、Antoine Rollinによって豊かに装飾されるも、未完に終わる。

Ms. fr. 182, fol. 198r 15世紀 ジュネーヴ大学図書館

 盲でそして目隠しした愛の神と運命の神と死の神は人間たちをそれぞれの調べに合わせて踊らせる。


関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 e-codices – Virtual Manuscript Library of Switzerland
 e-codices – Virtual Manuscript Library of Switzerland
 Wikimedia Commons
 Wikipédia — Pierre Michault

ポリフィーロの夢 Hypnerotomachia Poliphili

著者
フランチェスコ・コロンナ
執筆
1467年
初版
1499年、アルドー・マヌツィオ書房
所蔵
慶應義塾図書館、1545年
ポルディ・ペッツォーリ美術館、1499年

概要

 『ポリフィーロの夢』は、フランチェスコ・コロンナ作の書物。

Francesco Colonna Hypnerotomachia Poliphili
Francesco Colonna Hypnerotomachia Poliphili
Francesco Colonna Hypnerotomachia Poliphili
Francesco Colonna Hypnerotomachia Poliphili

別表記

 ポリフィリウスの夢、ポリフィルス狂恋夢

備考

 2014年あべのハルカス美術館、華麗なる貴族コレクション出品作品

外部リンク

 ウィキペディア
 История садов
 Flickriver
 Hypnerotomachia Poliphili Illustrations
 Google Books - Hypnerotomachia Poliphili e Roma
 Google Books - The Real Rule of Four
 Museo Poldi Pezzoli
 Project Gutenberg
 Rare Book Room
 Treccani.it
 Vicent García Editor

参考文献

 『ルネッサンスの光と闇』
 『ルネサンス宮廷大全』

アンテロス Anteros, sive Tractatus Contra Amorem

著者
バッティスタ2世・フレゴーソ
初版
1496年、ミラノ

概要

 『アンテロス』は、バッティスタ2世・フレゴーソ著の書物。

クピドの武装解除 1496年ミラノ版 扉 木版画


関連項目

 アンテロス
 『イコノロジー研究

外部リンク

 A sud di Batrana
 Library of Congress

参考文献

 『イコノロジー研究

音楽提要 Practica musicae

著者
フランキーノ・ガッフーリオ
初版
1496年、ミラノ
献呈
ルドヴィーコ・イル・モーロ

概要

 『音楽提要』は、フランキーノ・ガッフーリオ著の書物。1496年ミラノにて、アレッサンドロ・ミヌツィアーノにより出版され、ルドヴィーコ・イル・モーロに献呈される。

Practica musicae Franchino Gaffurio

参考文献

 『ルネッサンスの光と闇』

オルフェオ L'Orfeo

著者
アンジェロ・ポリツィアーノ
執筆
1471年/1480年

概要

 『オルフェオ』は、アンジェロ・ポリツィアーノ著の書物。

外部リンク

 Wikipedia

参考文献

 『ルクレツィア・ボルジア―ルネッサンスの黄昏』
 『ルネサンス精神の深層』
 『Lucretia Borgia

ジュリアーノ殿下の騎馬槍試合の詩 Stanze per la giostra del Magnifico Giuliano

著者
アンジェロ・ポリツィアーノ
執筆
1475年~1476年

概要

 『ジュリアーノ殿下の騎馬槍試合の詩』は、アンジェロ・ポリツィアーノ著の書物。

別表記

 偉大なるジュリアーノ・デ・メディチの馬上槍試合のために書かれた詩節、ジュリアーノ・デ・メディチの馬上槍試合のためのスタンツェ、スタンチェ・コミンチャーテ・ペル・ラ・ジョーストラ・デル・マニーフィコ・ジュリアーノ・デ・メディチ

外部リンク

 Wikipedia
 Wikisource

参考文献

 『メディチ家』
 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』
 『ルネサンス精神の深層』
 『ルネッサンスの光と闇』
 『ロレンツォ・デ・メディチ暗殺』

詩森 Silvae

著者
アンジェロ・ポリツィアーノ

概要

 『詩森』は、アンジェロ・ポリツィアーノ著の書物。

 マント
 ルスティクス
 養う女

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

養う女 Nutricia

著者
アンジェロ・ポリツィアーノ
執筆
1486年

概要

 『養う女』は、アンジェロ・ポリツィアーノ著の書物。

別表記

 ヌトリキア

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

雑俎 Miscellanea

著者
アンジェロ・ポリツィアーノ

概要

 『雑俎』は、アンジェロ・ポリツィアーノ著の書物。

別表記

 拾遺集

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

カバラの術について De arte cabbalistica

著者
ヨハネス・ロイヒリン
執筆
1516年

概要

 『カバラの術について』は、ヨハネス・ロイヒリン著の書物。

参考文献

 『ルネサンス精神の深層』

人間の尊厳について De hominis dignitate

著者
ジョヴァンニ・ピコ
執筆
1486年
初版
1496年

概要

 『人間の尊厳について』は、ジョヴァンニ・ピコ著の書物。

部分

 私はお前に顔を与えず、お前自身のものといえる場所も与えなかった。おおアダムよ、それにお前特有の才能も与えはしなかった。顔も場所も才能も、お前自身がそれらを望み自分で獲得し、我が物とするように願ったからだ。自然は私の手で定められた掟の中に、他の種族をも秘め持っている。だが、お前を限定する限界は一切なく、私がお前をお前自身の手に委ねた以上、お前自身の判断によって、自分自身を定義するが良い。私はお前を世界の只中に置いた。この世界が含み持つものをお前がよりよく観照できるように。私はお前を天上のものとも地上のものともしなかった。死すべきものとも不死のものともしなかった。お前が自分の手で自由に、優れた画家や巧みな彫刻家のように、お前自身の姿を仕上げるように願ってのことだ。

 人間が、最も恵まれた被造物であり、全ての称賛に相応しいものであるのはなぜなのか。獣たちも星辰も羨むような、かの世すら見透かす知性をもって、宇宙の中でどんな地位を占めているのか。私には理解できる。人間は信じ難く素晴らしい存在なのだ。だから、人間こそ偉大な奇跡と呼ばれ、驚くべき生き物と言われる。

参考文献

 『世界の歴史16 ルネサンスと地中海』
 『ルネッサンスの光と闇』

ヘプタプルス Heptaplus

副題
『創世記』の六日間についての七部からなる物語
De septi formi sex dierum Geneseos enarratione
著者
ジョヴァンニ・ピコ
初版
1488/1489年

概要

 『ヘプタプルス』は、ジョヴァンニ・ピコ著の書物。

参考文献

 『メディチ家』
 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』
 『ルネサンス精神の深層』

存在と一者について De Ente et Uno

著者
ジョヴァンニ・ピコ
初版
1492年

概要

 『存在と一者について』は、ジョヴァンニ・ピコ著の書物。

参考文献

 『メディチ家』
 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』

占星術駁論 Disputationes adversus astrologiam divinatricem

著者
ジョヴァンニ・ピコ

概要

 『占星術駁論』は、ジョヴァンニ・ピコ著の書物。

別表記

 予言占星術駁論

参考文献

 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』

全集 Omnia Opera

著者
ジョヴァンニ・ピコ

概要

 『全集』は、ジョヴァンニ・ピコ著の書物。

1517年 早稲田大学中央図書館所蔵

Giovanni Pico Omnia Opera
「プラトン主義者たち」について述べている部分
Giovanni Pico Omnia Opera

シャルル8世の遠征 La spedizione di Carlo VIII

著者
マリン・サヌード
執筆
1495年

概要

 『シャルル8世の遠征』は、マリン・サヌード著の書物。

本文

 A dì 30 Marzo , che fo la quarta Domenega de Quaresima , havendo in consueto el Pontifice ogni anno in tal zorno de dar o mandar a donar la Ruosa d'oro a quel Re o Potentia a lui più grata ; unde , in questo anno 1495 , ditto la messa in San Piero dove era li Cardinali et oratori , chiamò Hieronimo Zorzi cavalier ambassador veneto , al qual , nomine Reipublicae suae , li presentò la ditta Ruosa in mano , dicendo molte parole in laude di la Signoria nostra , et che era Republica christianissima et molto devota alla Chiesia Romana ; unde , merito li presentava ditta Ruosa , la qual lui voleva mandarla per uno suo familiar a posta fino in questa terra a presentar in man del Prencipe . Et cussì scrisse a la Signoria de voler far . Et è da saper che questo è uno degnissimo presente , et , ut plurimum , suol mandar a donar a Re ; et l'anno passato la mandò a donar al Re de Franza fino in Franza , et l'altro avanti al Re di Romani . Et za una simile Ruosa fo donata a tempo di Antonio Donato del 1475 , che se ritrovò orator a Sisto quarto Pontifice , et fo fatto kavalier ; el qual successe a la legatione dil carissimo Lunardo Sanudo genitore mio , che dil 1474 a dì 11 Ottubrio a Roma morite . La qual Ruosa repatriando ditto oratore la portò , et , presentata a la Signoria , fo posta ne le zoje di S. Marco , dove etiam questa fo posta , nè avanti più in niun tempo Venetiani hanno habuto tal presente . Et a dì 21 April che fo el Marti de Pasqua , essendo zouti in questa terra domino Jacobo fiol natural dil Duca di Cardona , di nacione cathelano , con la Ruosa d'oro mandava el Pontifice a la Signoria come ho ditto ; et venuto el Prencipe con li oratori in Chiesia de S. Marco , dove per el patriarca Thoma Donato nuovamente eletto in loco de Maphio Girardo cardinal di la Romana Chiesia tituli sancti Sergii et Bacchi , el qual da poi la creatione di questo Pontifice ritornando a Venetia a morite . Or fo mandato alcuni patricii a tuor ditto messo era alozato a san Greguol , dove alozava Alvixe Becheto ambassador dil Pontifice , tamen a sua posta et spese di S. Marco ; et venuto presentò la ditta Ruosa su l'altar di san Marco , et ditto che fo la messa , lui medemo la tolse in mano et venne davanti el Prencipe ; et prima li aprexentò uno brieve apostolico , la copia dil qual sarà qui sotto scritta , et poi presentò in man dil Prencipe la Ruosa , et disse alcune parole latine . Unde el Prencipe , tenendola in mano , li rispose sapientissimamente ; poi andono con quella pur in man in processione per la piaza a torno di la chiesia , et andò fino in palazzo ; poi tolse licentia et con la Ruosa etiam in man fino nel suo palazzo andò . Et ditto Jacobo de Cardona have luogo di ambassador dil Papa , mentre stete in questa terra . Et benchè questo non fusse suo loco per l'ordine de ' tempi , pur ho voluto qui scriver ; et poi fo decreto nel Consejo de Pregadi de donar a ditto portator di la Ruosa ducati 300 d'oro venetiani , et darli una vesta damaschin cremesin fodrà di raso . Et poi a dì 28 April partì di questa terra , tolto licentia da la Signoria , et ritornò a Roma .

献呈

 1495年12月31日、アゴスティーノ・バルバリーゴ

別表記

 シャルル8世のイタリア遠征

外部リンク

 Google Books

日記 I Diarii

著者
マリン・サヌード
執筆
1496年1月1日~1533年9月30日
寸法
333 mm × 224 mm

概要

 『日記』は、マリン・サヌード著の書物。


Marin Sanudo, Diari, vol. IV, 1501-1503, carta 104r
Manoscritto cartaceo
Venezia, Biblioteca Nazionale Marciana

1498年2月20日

 ローマからの手紙に、ペドロ・カルデロンが数日行方不明になっていたが、「彼の溺死体がテヴェレ川で発見された」と書かれていた。

1500年5月25日

 教皇アレクサンデル6世は正式にヴェネツィア共和国の外交官に「聖教会への反逆者グリエルモ・カエターニを解雇」するよう要請。外交官はグリエルモ・カエターニについて何も知らないと返答。

1503年10月19日

 ヒヒの姿で部屋から跳び出そうとしている悪魔が見られた。ある枢機卿が捕まえようと走り出し、捕らえたなら教皇アレクサンデル6世に差し出しただろうが、「放っておけ、放っておけ。それは悪魔だ」と教皇は言い、その夜病に倒れそして死んだ。

備考

 2002年フェッラーラ「ルクレツィア・ボルジア展」出品作品

外部リンク

 Ferrara mostra su Lucrezia Borgia

君主論 Il Principe

著者
ニッコロ・マキアヴェッリ
執筆
1513年
初版
1532年

概要

 『君主論』は、ニッコロ・マキアヴェッリ著の書物。

刊行

 1523年3月26日、海賊ラテン語訳本、A. NifoDe regnandi peritia(統治論)がナポリのCaterina di Silvestro書房から刊行される。
 1532年1月4日、写本をを底本としてローマAntonio Blado書房より刊。
 1532年5月8日、1532年1月Antonio Blado版をを底本としてフィレンツェBernardo di Giunta書房より、店主のGiovanni Gaddi宛て献辞を付されて刊。
 1535年、1532年Bernardo di Giunta版を底本として、発行年・発行元を記されずに刊。
 1537年、1535年版を底本として、刊行地・元を記されずにMapheo Pasini & Francesco Bindoni協同書房より刊。
 1537年、1537年Mapheo Pasini & Francesco Bindoni版を底本として、ヴェネツィアで刊行地・元を記されずに(あるいはBartolomeo de Zanetti書房より?)刊。
 1538年、ヴェネツィアで刊行地・元を記されずに刊。(但し、表紙、扉、本文及びその活字などから、記載された刊行年MDXXXVIIIを疑い、下記(1538年~1539年)版を底本とするこれより約百年後の刊、とみなす有力複数異説あり)。
 1538年から1539年にかけて、ニッコロ・マキアヴェッリの1537年ヴェネツィア(のあるいはBartolomeo de Zanetti?版)の(残部の)改装版が出回る。
 1540年、1532年Benedetto di Giunta版を底本としてフィレンツェの同書房より?刊。
 1540年、1540年Benedetto di Giunta?版及び1532年Antonio Blado版を底本としてヴェネツィアAldo兄弟書房より刊。
 1541年、1540年Aldo兄弟版を底本としてヴェネツィアComin de Trino書房より刊。
 1546年、1540年Aldo兄弟版を底本としてヴェネツィアの同書房より刊。
 1550年、1546年Aldo兄弟版を底本としてヴェネツィアGabriel Giolito (de Ferrari)兄弟書房より刊。
 1551年、1540年Bernardo di Giunta版の冒頭と末尾に頁を付加されてフィレンツェGiunti書房より刊。
 1552年、ヴェネツィアで刊行元を記されずに刊。
 Gaspar d' Auvergneにより1535年の一冊本を底本としてフランス語に翻訳され、王の允許の下フランス中西部ポワティエのEnguilbert de Marnef書房より1553年4月12日に印刷され、刊。
 1553年、Gullaume Cappelにより1540年Aldo版ないしはそれを底本とする版のいずれかを底本としてフランス語に翻訳され、王の允許の下パリのCharles Estienne書房より刊。
 1554年、1550年Gabriel Giolito (de Ferrari)兄弟版を底本としてヴェネツィアDomenico Giglio書房より刊。
 1554年、1541年Comin de Trino版が刊行年を記されずにヴェネツィアの同書房より再刊。

批判

 1539年頃?、R. Poleヘンリー8世Thomas Cromwellを非難すべく執筆したApologia ad Carolum V casearem, superquatour libris a sescriptis de unitate Ecclesiae(皇帝カール5世讃)の中でニッコロ・マキアヴェッリの『君主論』を、君主とその顧問にライオンの力と狐の狡知を必要に応じて使い分けることを権力保持のための金科玉条として教えるこの書は、「悪魔」の手になる書だと決めつけ、Thomas Cromwellをこの教えの信奉者、ヘンリー8世をその実施者だと糾弾し、反マキャヴェリズムの端緒を開く。
 1548年、『君主論』、Discorsi及びArte della guerra、とりわけArte della guerraの思想を理解・吸収しそれに大きく依拠しながらもそれを、ニッコロ・マキアヴェッリ死後1538年までの戦争の事例を考察対象に加えつつ批判的に活用したInstructions sur le faict de la Guerre(戦争の諸々の事柄の説明)、筆者名を記されずに、王の允許の下パリのMichel Vascosan書房より刊。筆者は故G. du Bellayだとほぼこの世紀を通じて信じられる。

別表記

 De principatibus

参考文献

 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』

書簡集 Delle Lettere

著者
ピエトロ・ベンボー
出版
ヴェネツィアGualtiero Scotto、1552年
寸法
155 × 96 mm
所蔵
Bologna, Biblioteca Comunale dell'Archiginnasio

概要

 『書簡集』は、ピエトロ・ベンボーの手紙を編集した書物。

備考

 02年フェッラーラ「ルクレツィア・ボルジア展」出品作品

外部リンク

 Ferrara mostra su Lucrezia Borgia

アゾラーニ Gli Asolani

著者
ピエトロ・ベンボー

概要

 プラトニック・ラヴについて語る3散文。

別表記

 リ・アゾラーニ

外部リンク

 Wikipedia

参考文献

 『ボルジア家――悪徳と策謀の一族』
 『ルクレツィア・ボルジア―ルネッサンスの黄昏』
 『ルネサンス宮廷大全』
 『ルネサンスの女たち』
 『ルネサンスの華』
 『Lucretia Borgia

快楽の戯れ The Passetyme of Pleasure

著者
スティーヴン・ホーズ
初版
1509年、ロンドン

概要

 『快楽の戯れ』は、スティーヴン・ホーズ著の書物。

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 The Alchemy Web Site
 El Arka

参考文献

 『イコノロジー研究

建築論 I Sette libri dell'architettura

著者
セバスティアーノ・セルリオ
初版
1537年

概要

 『建築論』は、セバスティアーノ・セルリオ著の書物。

1545年 アントワープ フランス語

1560年 フランス語

別表記

 Trattato di architettura

外部リンク

 BnF
 BnF
 BnF
 Wikipedia

参考文献

 『ルネサンス宮廷大全』

ヒエログリフィカ Hieroglyphica

副題
De sacris aegyptiorum literis commentarii
著者
ピエリオ・ヴァレリアーノ
刊行
1556年 バーゼル

概要

 『ヒエログリフィカ』は、ピエリオ・ヴァレリアーノ著の書物。

初版 1556年 バーゼル

Pierio Valeriano Hieroglyphica
Pierio Valeriano Hieroglyphica
Pierio Valeriano Hieroglyphica

不明

Pierio Valeriano Hieroglyphica

フランクフルト 1678年

Pierio Valeriano Hieroglyphica
Pierio Valeriano Hieroglyphica

三美神 フランクフルト 1678年

 ・・・・以上述べたところがセネカの説明である。しかし我々はその説明に加えて、さらに次の点も忘れてはならない。すなわち、三美神の1柱は後ろ向きで人々に顔を見せないように描かれるがそれは恩恵を与える者は仰々しく吹聴したりせずにひそかに行うべきだからである。それに対し2番目の美神ははっきりとその顔を正面に向けて見せているが、それは恩恵を受ける者はそのことをはっきりと人々に知らせるべきだからである。そして第3の美神は顔の一方の側だけ見せて他方を見せないようにしているが、これは、恩恵を返す場合、返事ということはなるべく人目に触れぬよう伏せておいて、恩になったということだけは知らせるべきだからである。

Pierio Valeriano Hieroglyphica
Pierio Valeriano Hieroglyphica

別表記

 神聖文字

外部リンク

 明治大学図書館ホームページ

参考文献

 『ルネッサンスの光と闇』
 『ルネサンス宮廷大全』

宮廷人 Il libro del cortegiano

著者
バルダッサーレ・カスティリオーネ
所蔵
ポルディ・ペッツォーリ美術館 1545年アルドー・マヌツィオ書房

概要

 『宮廷人』は、バルダッサーレ・カスティリオーネ著の書物。

備考

 2014年あべのハルカス美術館、華麗なる貴族コレクション出品作品

別表記

 宮廷人の書、廷臣論

参考文献

 『ボルジア家――悪徳と策謀の一族』
 『ルネサンス宮廷大全』
 『The Life of Cesare Borgia

偉人伝 Elogia virorum litteris illustrium

著者
パオロ・ジョヴィオ
初版
1546年

概要

 『偉人伝』は、パオロ・ジョヴィオ著の書物。

名将伝 Elogia virorum bellica virtute illustrium

著者
パオロ・ジョヴィオ
初版
1551年
所蔵
バイエルン州立図書館(初版)

概要

 『名将伝』は、パオロ・ジョヴィオ著の書物。初版に挿絵はなく、1575年版からトビアス・シュティマーによる木版画が付けられた。

1575年バーゼル版 ポーランド国立図書館所蔵

201頁 チェーザレ・ボルジア

献呈

 コジモ1世・デ・メディチ

外部リンク

 チェーザレ・ボルジアとその周辺
 Flickr
 Google Books
 Wikimedia Commons

軍事と愛のインプレーザについての対話 Dialogo dell'Imprese Militari et Amorose

著者
パオロ・ジョヴィオ
初版
1555年

概要

 『軍事と愛のインプレーザについての対話』は、パオロ・ジョヴィオ著の書物。

Gugliel. Rovillis、1574年、オーストリア国立図書館蔵

Guilielmo Roviglio (In Lione)、1559年、フランス国立図書館

別表記

 インプレーザに関する対話

外部リンク

 BnF
 Google Books

参考文献

 『ルネサンス宮廷大全』

象徴的探求の宇宙 Symbolicarum quaestionum

著者
アキッレ・ボッキ
初版
1555年

概要

 『象徴的探求の宇宙』は、アキッレ・ボッキ著の書物。

1555年ボローニャ版 Giulio Bonasone作銅版画 XX

Achille Bocchi

1555年ボローニャ版 Giulio Bonasone作銅版画 LXXVII

Symbolicarum quaestionum

1574年ボローニャ版 銅版画

1574年ボローニャ版 Giulio Bonasone作銅版画 LXXIX

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Internet Archive
 European Illustrated Books and Manuscripts
 Hathi Trust Digital Library
 Hathi Trust Digital Library
 Hathi Trust Digital Library
 she-philosopher.com
 University of Glasgow
 University of Glasgow

参考文献

 『イコノロジー研究

エンブレマータ Emblemata

著者
アンドレア・アルチアーティ

概要

 『エンブレマータ』は、アンドレア・アルチアーティ著の書物。絵入りエピグラムもしくは諸像をエピグラム風に解釈したものの最初でしかも最も有名な集大成で、16、17世紀に広く普及した。

56:Against the reckless

 You see Phaeton the driver of his father's chariot who dared to guide the fire-belching horses of the sun. After he spread vast fires across the earth, he was wretched, having fallen from the chariot he rashly mounted. Thus many kings, whom youthful ambition drives on, are raised to the stars by the wheels of fortune. After great disaster for the human race and for themselves, they finally pay for all their crimes.

56 1531年版

Andrea Alciati Emblemata アンドレア・アルチアーティ

56 1549年リヨン版

Andrea Alciati Emblemata アンドレア・アルチアーティ

56 1551年リヨン版 木版画

111:Anteros: the love of virtue overcoming the other Cupid

 Nemesis has painted the winged enemy of winged Love, overcoming bow with bow, and fire with fire, so that he suffers what he's done to others. But this boy who once bore his arrows undaunted now weeps wretchedly. Three times he spits in the innermost part of his bosom. A marvelous thing, fire is burned by fire, and Love hates the madness of Love.

111 1531年版

Andrea Alciati Emblemata アンドレア・アルチアーティ

111 1534年パリ版 ヴェッヒェル本 木版画

156:On a beautiful maiden snatched away by fate

 Why did you dare, o Death, to mislead the boy Love by guile, so that he would shoot your weapons thinking they were his?

156 1531年版

156 1534年パリ版 ヴェッヒェル本 木版画

 『イコノロジー研究』ではバーゼルで刊行されたものであるように記されているが、おそらくパリの間違い。

Mathia Bonhome 1549年版 カタロニア国立図書館所蔵

別表記

 エンブレーマタ、エンブレマトゥム・リーベル、個人標章の書

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 ウィキペディア
 形像文学の世界にようこそ
 Glasgow University Library
 Google Books
 Memorial University
 Memorial University
 Alciato at Glasgow
 HathiTrust Digital Library
 Alciato at Glasgow
 Memorial University
 Glasgow University Library
 Alciato at Glasgow
 Memorial University

参考文献

 『イコノロジー研究
 『ルネサンス宮廷大全』
 『ルネッサンスの光と闇』

芸術家列伝 Le Vite de' piu Eccelenti Pittori, Scultori e Architettori

著者
ジョルジョ・ヴァザーリ
初版
1550年

概要

 『芸術家列伝』は、ジョルジョ・ヴァザーリ著の書物。

第2版表紙 1568年

ジョヴァンニ・ベッリーニ

ミケロッツォ 1568年版

別表記

 傑出イタリア人画家・彫刻家・建築家列伝

外部リンク

 ウィキペディア
 武蔵野日和下駄

参考文献

 『メディチ家』
 『The Life of Cesare Borgia

古代の神々の像について Le Immagini degli Dei

著者
ヴィンチェンツオ・カルターリ
出版
1556年

概要

 『古代の神々の像について』は、ヴィンチェンツオ・カルターリ著の書物。

1581年版 199頁 木版画

1581年版 326頁 木版画

1584年版 242頁 木版画 エロスアンテロス

1556年版 復刻版1976年 294頁

別表記

 Imagines deorum

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 CAMENA
 Internet Archive
 www.artealiena.it
 HathiTrust Digital Library
 HathiTrust Digital Library
 奥津聖のホームページ

参考文献

 『イコノロジー研究

神と人間の象徴 Symbola Divina et Humana

著者
ヤコブス・ティポティウス

概要

 『神と人間の象徴』は、ヤコブス・ティポティウス著の書物。

1666年アントワープ版 55頁 銅版画

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Giornale Nuovo
 Ketterer Kunst

イコノロギア Iconologia

著者
チェーザレ・リパ
初版
1593年

概要

 『イコノロギア』は、チェーザレ・リパの著作物。
 美徳と悪徳、諸学芸、四季、四大陸などの寓意像について記述している。1593年の初版には挿絵がなく、増補版である1603年の第3版に初めて挿絵が入った。程なく『イコノロギア』は西ヨーロッパ、特に反宗教改革陣営の芸術家の基本的な手引書となった。

名声

真実 Verità

陰謀 Inganno

Falsitas

欺瞞

不正な判決

道化

外部リンク

 奥津聖のホームページ
 BIVIO: Biblioteca Virtuale On-Line
 HUMI Project, Keio University
 The English Emblem Book Project
 Wikipedia

参考文献

 『イコノロジー研究
 『西洋美術解読事典』
 『ルネサンス宮廷大全』
 『ルネッサンスの光と闇』

愛のエンブレム集 Amorum Emblemata

著者
オットー・ファン・フェーン

概要

 『愛のエンブレム集』は、オットー・ファン・フェーン著の書物。

クピドの翼を切り詰める 1608年アントウェルペン版

クピドの翼を切り詰める 1667年ブリュッセル版 銅版画

別表記

 人間愛のエンブレマータ

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Emblem Project Utrecht
 European Illustrated Books and Manuscripts, c.1400-1700
 Emblem Project Utrecht
 Internet Archive
 HathiTrust Digital Library
 DESPERTAR ES MORIR

参考文献

 『イコノロジー研究

冬物語 The Winter's Tale

著者
ウィリアム・シェイクスピア

概要

 『冬物語』は、ウィリアム・シェイクスピア著の書物。

別表記

 冬の夜語り

外部リンク

 ウィキペディア

ルークリースの凌辱 The Rape of Lucrece

著者
ウィリアム・シェイクスピア
執筆
1594年

概要

 『ルークリースの凌辱』は、ウィリアム・シェイクスピア著のルクレティアにまつわる物語詩。オウィディウス祭暦』とティトゥス・リウィウス『ローマ建国史』に典拠している。

参考文献

 『イコノロジー研究

外部リンク

 ウィキペディア

夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dream

著者
ウィリアム・シェイクスピア

概要

 『夏の夜の夢』は、ウィリアム・シェイクスピア著の書物。

関連項目

 ピュラムスとティスベ

参考文献

 『イコノロジー研究

外部リンク

 ウィキペディア

ロミオとジュリエット Romeo and Juliet

著者
ウィリアム・シェイクスピア

外部リンク

 ウィキペディア

妬み深い時の歯を免れた百体のローマ彫刻 Segmenta nobilium signorum et statuarū, quae temporis dentem invidium evasere Vrbis aeternae ruinis erepta typis aeneis abce commissa, perpetuae venerationis monumentum

銅版画作者
フランソワ・ペリエ
出版
1638年 ローマ

概要

 『妬み深い時の歯を免れた百体のローマ彫刻』は、フランソワ・ペリエ作の銅版画集。

クロノス

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 Arachne
 El Arka
 Internet Archive
 HathiTrust Digital Library

ルクレツィア・ボルジア Lucrezia Borgia

著者
フェリーチェ・ロマーニ
寸法
173 mm × 110mm
出版
ミラノ、リコルディ社 1853年
所蔵
Cagliari, Biblioteca Comunale di studi sardi

概要

 『ルクレツィア・ボルジア』は、フェリーチェ・ロマーニ著のガエターノ・ドニゼッティのためのオペラ台本。

備考

 2002年フェッラーラ「ルクレツィア・ボルジア展」出品作品

外部リンク

 クラシック音楽とアンドレア・ロストのファンページ

Grande illustrazione del Lombardo-Veneto

編者
Cesare Cantù
出版
ミラノ 1858年

マルティヌス5世

オットーネ・ヴィスコンティ

マッテオ1世・ヴィスコンティ

ガレアッツォ1世・ヴィスコンティ

アッツォーネ・ヴィスコンティ

ルキノ・ヴィスコンティ

ジョヴァンニ・ヴィスコンティ

ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティ

ジョヴァンニ・マリーア・ヴィスコンティ

フィリッポ・マリーア・ヴィスコンティ

外部リンク

 Wikimedia Commons

黄金伝説 Legenda Aurea

著者
ヤコポ・ヴァラジーネ
完成
1267年頃

概要

 『黄金伝説』は、ヤコポ・ヴァラジーネ著のキリスト教の聖人伝集。

外部リンク

 ウィキペディア

エイコネス Εἰκόνες

著者
第1巻:大ピロストラトス
第2巻:小ピロストラトス

概要

 『エイコネス』は、大ピロストラトスと小ピロストラトス著の書物。芸術作品を描写、説明。

別表記

 イマギネス

外部リンク

 ウィキペディア

参考文献

 『西洋美術解読事典』
 『ルネッサンスの光と闇』

軍事論 De re militari

著者
ロベルト・ヴァルトゥリオ
執筆
1446~1455年
初版
1472年

概要

 『軍事論』は、ロベルト・ヴァルトゥリオ著の書物。

1472年版

所蔵
リーミニ、ガンバルンガ図書館
媒材
水彩、木版、印刷本
出品
2022年グッビオ、フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ生誕6百年展

外部リンク

 Finestre sull'Arte
 Wikipedia

英雄的ドゥヴィーズ集 Devises héroïques

著者
クロード・パラダン
初版
1551年、リヨン

概要

 『英雄的ドゥヴィーズ集』は、クロード・パラダン著の書物。118の格言がまとめられており、それぞれにベルナール・サロモンが作成した木版画が添えられている。ジャン・ド・トゥルヌは64の格言を追加して1557年に再発行。1561年、印刷業者クリストフ・プランタンは、37の新しい格言とラテン語への翻訳を追加した新版をアントワープで発行した。

1591年版

Aut Caesar aut nihil

 Cesar Borgia, Duke of Valentia, going about to make it known that he had decreed to bring distinction to the world, or else to do something worthy of remembrance, envying thus Julius Caesar, for undertaking such high things, used this Apothegm, Aut Caesar aut nibil, without any other symbols, wherefore we thought good good to add this, as if an armed man would be painted, holding in one hand the world, figuring as it were the monarchy of Julius Caesar; in the other hand, a paper filled with 000, which by itself signifies nothing, but annexed with another figure of Arithmetic, it imparts something. And surely it was very significant. For the bold and unwise man at length brought himself to nothing indeed, as he was accustomed to say in his Apothegm, for almost in the midst of his youth, he was slain in the kingdom of Navarre. Upon whose tomb was written this epitaph:

 Borgia Caesar sometimes was,
 A Caesar right in deed and name.
 Either Caesar or nothing he'll bring to pass,
 both which he was, then died with shame. Sola

外部リンク

 Penn State University Libraries' Digital Collections

Les Devises, ou Emblèmes héroïques, et morales

著者
ガブリエーレ・シメオーニ
初版
1559年リヨン

概要

 『Les Devises, ou Emblèmes héroïques, et morales』は、ガブリエーレ・シメオーニ著の書物。

Devisas o emblemas heroicas y morales』1561年版

245頁 Aut Caesar aut nihil

 チェーザレ・ボルジアの標語としてAut Caesar aut nihilを使った図像が描かれている。

外部リンク

 Biblioteca Digital de Emblemas
 Google Books

マショー作品集 

著者
ギヨーム・ド・マショー
執筆
13??年

概要

 『マショー作品集』は、ギヨーム・ド・マショー著の書物。1349年のペスト大流行の後、自作品を集大成した。

クピド、彼の子供たちを詩人ギヨーム・ド・マショーに紹介する

 『prologue』 1377年 パリ フランス国立図書館所蔵 ms. Français 1584, fol. D.

木の頂のクピド

 『dit du verger』 1372~1377年 ランス フランス国立図書館所蔵 ms. Français 1584, fol. 1 v.

プロセルピナの誘拐

 『confort d'ami』 1372~1377年 ランス フランス国立図書館所蔵 ms. Français 1584, fol. 144

関連項目

 『イコノロジー研究

外部リンク

 ウィキペディア
 Bibliothèque nationale de France
 Bibliothèque nationale de France
 Bibliothèque nationale de France
 Bibliothèque nationale de France

記載日

 2006年6月23日

更新日

 2024年12月6日