Paolo dal Pozzo Toscanelli

パオロ・ダル・ポッツォ・トスカネッリ

生没:1397年~1482年5月10日
出身:フィレンツェ
没地:フィレンツェ

概要

 パオロ・ダル・ポッツォ・トスカネッリは、14世紀~15世紀のイタリアの男性、天文学、数学、地理学者。

年表

1450年頃
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に、太陽グノモンを設計(1475年)。
1474年
ポルトガルの聖職者Fernão Martinesへの手紙で、東アジアへの最短コースはポルトガルが行なっているアフリカ周航コースではなくイベリア半島の緯度に沿って西に航海するコースであると説く。(コロンブスはこの説を知って西航計画を誘発されたと言われる)。
1482年5月10日
フィレンツェで死。

太陽グノモン



伊語:Lo gnomone solare
設計:パオロ・ダル・ポッツォ・トスカネッリ
制作:1450年頃
所蔵:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
外部リンク:La Terrazza di Michelangelo

 太陽グノモンは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の床上に設置された円形の大理石板によって、太陽の動きを観察できるようパオロ・ダル・ポッツォ・トスカネッリが設計したもの。
 採光のためのランテルナの南の壁面に、直径20センチほどの青銅の板が水平に取り付けられている。それに直径2センチの開口部があり、中を通過する丸い太陽光線が、北側の後陣の床上に注ぐ。この現象が見られるのは、5月終わりから7月終わりまでで、夏至つまり6月21日の13時には直径40センチほどの丸い白大理石にちょうど重なるようになっている。これは当時の最先端の天文学の成果だった。
 高さは90メートルで、世界最大である。このような大きなグノモンは、より野心的な調査、すなわち太陽の天体暦の計算のための基礎となる、軌道の平面上における地球の回転軸の傾斜の変化の決定のためにも使うことができる。実際、地球の傾きが一定でないことは、アラブの天文学者によってすでに議論されていた問題であった。

外部リンク

 ウィキペディア

参考文献

 『イタリア・ルネサンスの文化』
 『世界の歴史16 ルネサンスと地中海』
 『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』
 『ルネサンス精神の深層』

記載日

 2008年10月28日