アダム אָדָם
- 子
- カイン
概要
題材作品
別表記
Adam
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アブラハム אַבְרָהָם
概要
題材作品
別表記
Abraham
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イザヤ יְשַׁעְיָה
概要
イザヤは、旧約聖書に登場するユダヤ人の男性、預言者。
題材作品
別表記
Isaias
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エヴァ חַוָּה
- 子
- カイン
概要
エヴァは、旧約聖書『創世記』に登場する最初の女性。
題材作品
別表記
Eva
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エズラ עֶזְרָא
概要
エズラは、旧約聖書に登場する男性。
題材作品
別表記
サラティエル、ウザイル、Salatiel、Ezra
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エホヤキン יְכָנְיָה
概要
エホヤキンは、第19代ユダ王。
題材作品
別表記
Ioachin
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エレミア יִרְמְיָהוּ
概要
エレミアは、旧約聖書の『エレミヤ書』に登場する男性、古代ユダヤの預言者。
題材作品
外部リンク
カイン קַיִן
- 父
- アダム
- 母
- エヴァ
概要
カインは、旧約聖書『創世記』に登場する最初の男性。
別表記
Cain
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ガブリエル גַברִיאֵל
- 位階
- 大天使
概要
大天使。神の御使い。誕生の先触れ役。旧約聖書のダニエル書ばかりでなくコーランにも登場することから、キリスト教徒だけでなく古代ヘブライ人やイスラム教徒からも崇拝されていたことが分かる。ガブリエルは洗礼者ヨハネと聖母の誕生を予言した。サムソンの母親の前に現れて彼の誕生を告げた天使には、名前が与えられていないが、伝統的にガブリエルとみなされている。ガブリエルはキリスト降誕、及びキリストの復活を告げる天使でもある。しかしキリスト教美術におけるガブリエルの主な役割は、受胎告知の際に聖母の前に現れる天使のそれである。
持ち物
百合の花、先端に百合の紋章をあしらった笏
題材作品
別表記
ジブリール、Gabriel
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金の子牛 עגל הזהב
概要
金の子牛は、旧約聖書の『出エジプト記』32章に登場する牛を模った黄金の像である。エジプトを脱出したモーセがシナイ山において神から十戒の石版を授かろうとしている間、麓に残されたイスラエルの民は不安になり、モーセの兄アロンのもとに相談に出向き、信仰のよりどころとなる神像を作ることを求めた。アロンはそれに応じて、民から貴金属を集めて黄金の子牛像を作り、祭壇に置いて、燔祭を執り行った。下山したモーセは、宴に興じながら金の子牛を拝む彼らを見て憤慨。十戒の石板を叩き壊し、金の子牛を燃やしてそれを粉々に粉砕して水に混ぜ、イスラエルの民に飲ませた。さらにレビ族の者を集め、偶像崇拝に加担した3千人の殺害を命じる。
民数記に神を牛の角に例える部分があることなどから、この金の子牛はヤハウェの原型だったと考えられている。
題材作品
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サタン שָּׂטָן
概要
サタンは、旧約聖書と新約聖書に登場する悪魔。
別表記
Satan
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詩篇 תהלים
概要
詩篇は、旧約聖書に収められた百50篇の神への賛美の詩。
下位項目
別表記
Liber Psalmorum
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創世記 בראשית
概要
創世記は、旧約聖書の最初の書。モーセが著述したとされている。
天地創造と人類の誕生、父祖の物語、ヨセフ物語の3部作から成るが、これらは元々別の物語であり、成立過程の異なる話を一連の流れとしても読めるように編集したものである。創世記を含むモーセ五書が現在の形に編集された時期は、紀元前550年前後のバビロニア捕囚期とされる。
内容
天地創造と原初の人類
天地創造:1章
アダムとエバ、失楽園:2章-3章
カインとアベル:4章
ノアの方舟:5章-11章
バベルの塔:11章
太祖たちの物語
アブラハムの生涯:12章-25章
ソドムとゴモラの滅亡:18章-19章
イサクをささげようとするアブラハム:22章
イサクの生涯:26章-27章
イスラエルと呼ばれたヤコブの生涯:27章-36章
ヨセフの物語
夢見るヨセフ:37章-38章
エジプトでのヨセフ:38章-41章
ヨセフと兄弟たち:42章-45章
その後のヨセフ:46章-50章
Codex Pal. latin 1417
1100年頃、ヴァティカン図書館所蔵。アトラスとニムロデ。ニムロデが巨人として描かれているのは、おそらく創世記第10章の「権力」の部分が「巨人」と訳されたことによる。
別表記
Liber Genesis
関連項目
『イコノロジー研究』
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ソドム סדום
概要
ソドムは、旧約聖書創世記に登場する古代カナーン人の都市。「不自然な肉欲」を追求した罪により、ゴモラの町と共に天からの硫黄と火によって滅びた。
別表記
Sodomis、Sodom
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ダヴィデ דוד
- 生没
- 紀元前1040年~紀元前961年
- 出身
- ベツレヘム
- 没地
- イェルサレム
概要
ダヴィデは、旧約聖書『サムエル記』と『列王記』に登場する男性。
在位
古代イスラエル王 前1000年~前961年頃
題材作品
別表記
David
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ニムロデ נמרוד
- 父
- クシュ
概要
ニムロデは、旧約聖書の登場人物。ノアの息子ハムの孫。『創世記』第10章で初めて世の権力ある者とされ、『ユダヤ古代誌』ではバベルの塔の建設を命じた王とされる。
題材作品
別表記
ニムロド、ニムロッド、ネブロード
外部リンク
バベルの塔 מִּגְדָּ֑ל בָּבֶ֔ל
概要
バベルの塔は、旧約聖書の創世記に登場する巨塔。天にも届かんとする塔の建設を見た神により、それまで1つであった言語を乱され、意志疎通できなくなった人間たちは離散した。民族と言語の多様性を説明すると同時に、神と等しくなろうとする人間の愚かさを描いている。
創世記11章1節から9節
この物語は、ノアの方舟の後、アブラハムの生涯の前に位置している。
大洪水の後、同じ言葉を話していたノアの子孫たちは、東方のシナルの平野に移り住んだ時、民族の分散を免れることを願って、焼成煉瓦と瀝青を用いて街と、天に達するような高い塔とを建設することを企てた。神はこれを見て単一言語を有する民の強力な結束と能力を危惧し、彼らの言葉を混乱させ、その完成を妨げた。民は街を放棄して各地に散った。
全ての地は、同じ言葉と同じ発音を用いていた。
時に人々は東に移り、シナルの地の平原に至り、そこに住みついた。
そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりに瀝青を用いた。
彼らはまた言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。その頂きが天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々は名を上げよう」。
エホバは、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、
仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。彼らはすでにこのことをし始めた。彼らがしようとすることは、もはや何事も留め得えないであろう。
それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。
エホバはそこから全ての地に人を散らされたので、彼らは街造りを取り止めた。
これによって、この街はバベルと呼ばれた。エホバがそこで全地の言葉を乱し、そこから彼らを全地に散らされたからである。
ヨベル書10章18から26節
偽典『ヨベル書』によれば、巨大な煉瓦の建築物を建てられると、神が多言語に分け、強風をもって塔を倒したという。バベルという地名は出てこず、聖書では中止されただけだが、神的審判によって塔が崩壊したとしている。
ユダヤ古代誌1巻4章
フラウィウス・ヨセフス著『ユダヤ古代誌』では、神が人類に分散するように命じたのは内乱を防いで豊かにさせようという心慮のため、人類が散らばらなかったのは抑圧への抵抗のため、塔の建設は大洪水を引き起こした神への復讐と対策のため、神が共通言語を分けるという手段を用いたのは洪水では教訓を授ける手段として有効でなかったためであるという解釈が加えられている。また、神が塔を崩落させたとし、ヘブライ語で混乱を意味するバベルからその都市はバビロンと呼ばれるようになったという。
さて、ノアの息子はセム、ヤペテ、ハムの3人で、大洪水の百年前に生まれた。彼らはまず山から平地に降りて住み始め、他の人々も彼らの例に従って洪水への恐れを克服し、低地に住むよう説得した。彼らが最初に住んだ平原はシナルと呼ばれていた。神はまた、異なる地域に移住して大地を広く人口で埋め尽くすよう命じた。内乱を起こさず、大地を広く耕作し、その果実を豊かに享受できるようにするためである。しかし、彼らは適切な指導を受けていなかったため、神に従わなかった。そのため災難に陥り、自分たちがどのような罪を犯したかを経験によって知ることとなった。というのは、多くの若者を抱えて繁栄した時、再び別の土地へ向かうよう神に勧告されたからである。しかし、彼らは繁栄が神の恩寵ではなく、自分たちの力によるものであると思い込み、神に従わなかった。さらには、ばらばらに離隔すればするほど抑圧されやすくなるのではないかという疑念を抱いた。
さて、彼らを神に対するそのような侮辱と軽視へと駆り立てたのはニムロデであった。ノアの息子ハムの孫で、勇敢で、とても力持ちだった。彼は人々に、彼らの幸福は神の御業ではなく、自分たちの剛勇によるものと考えるよう説得した。彼は次第に専制的になった。人々を神への畏れから遠ざけるには、常に彼の力に依存させる以外に方法がないと考えたのである。彼はまた、もし神が再び世界を洪水で覆うつもりなら、水が届かないほど高い塔を建て、先祖を滅ぼした神に復讐するだろうと述べた。
さて、群衆はニムロデの決意を喜んで受け入れ、神に従うことを臆病だと考えた。そして、いかなる苦労も惜しまず、細心の注意を払って塔を建てた。多数の人員のおかげで、塔は誰もが予想していたよりも早く、非常に高く成長した。非常に厚く頑丈に構築されていたため、実際よりも低く見えるほどだった。焼かれた煉瓦で建てられ、水を通さぬよう瀝青から作られた膠泥で固められた。神はその狂気じみた行動を見ても、全滅を決意しなかった。なぜなら、彼らは以前の罪人の破滅に学ばなかったからである。代わりに、多様な言語を生み出し、互いに理解できないようにすることで、彼らの間に混乱をを引き起こした。彼らが塔を建てた場所は現在バビロンと呼ばれており、かつて理解できた言語の混乱からその名前がついた。ヘブライ語でバベルは混乱を意味するからである。シビュラもこの塔と言語の混乱について、「人類全員が共通の言語を持っていた時、あたかも天に昇るかのように高い塔を建てた者もいたが、神々は嵐を起こして塔を倒し、各人にその固有の言語を与えた。その都市がバビロンと呼ばれたのはそのためである。」と言及している。バビロニアの国シナルの計画に関して、ヘスティアオスは次のように述べている。「生き残った祭司たちは、ゼウス・エニュアリオスの聖なる什器を携えて、バビロニアのシナルに来た」と。
語源
バベルはアッカド語では「神の門」の意味であるが、創世記はヘブライ語のバラルと結びつけている。
比喩
自己能力を過信した驕りの象徴とされ、空想的で実現不可能な構想の代名詞となっている。
また、学会のような各分野の専門家が集う場において、各々の専門分野の用語を使って話すため、他分野の専門家と認識の齟齬が生じたり、話が噛み合わなかったり、問題解決が進まなかったりする状況のことをバベルの塔症候群という。バベルの塔の物語における言語の混乱のくだりにちなんだ通俗的な呼称である。
技術革新
石に代わって焼成煉瓦と、その接着剤として漆喰に代わって天然のアスファルトである瀝青が材料として用いられるようになったことが示されている。
バベルの塔は実在するか
バベルの塔は、伝説上の存在として一般には認知されているが、これを古代都市バビロンに実在したジッグラトを指すとする見解もある。
ジッグラトは古代メソポタミア文明において数多く建造されていたことが判明している聖塔である。宗教的建造物で大きさ、高さが重視された。メソポタミアは沖積平野であるため石材はなく、日乾煉瓦や焼成煉瓦を積み上げ、天然アスファルトを接着剤としていた。このようにバベルの塔との共通項が多数ある。
バビロンのジッグラトは推定90メートルの高さで聳え立つマルドゥク神殿でエ・テメン・アン・キと呼ばれる。最初のものは紀元前18世紀のハンムラビの時代にすでに消滅していたが、新バビロニアのナボポラッサル、ネブカドネザル2世父子が再建したとヘロドトスが伝えている。創世記の著者とされるモーセの推定活動時期は紀元前16世紀又は紀元前13世紀頃なので、もしバベルの塔の物語の参考とされたならハンムラビ王までにあったジッグラトである。
文明批判
巨大建造物による権威の誇示と、それが建設できるほどの人員の確保、つまりは異民族を労働力として動員するための侵略と領土拡大は民衆を団結させるどころか分裂させ、技術発展は傲慢に通じ、やがては破滅に至る。古代イスラエル人は東方の文明をそのように評価したのではないだろうか。
主題は何か
この挿話を文明批判であるとか、多言語発生の説明であるというような、後世の解釈はこじつけに過ぎないのかもしれない。主題が塔なのか、言語なのかも曖昧である。というのは、神が見咎めたものが何だったのかについて明確に書かれているわけではないからである。
機動警察パトレイバー the Movie
エホバくだりてかの人々の建つる町と塔を観たまへり・・・
いざ我らくだり、かしこにて彼らの言葉を乱し、互いに言語を通ずることを得ざらしめん・・・
ゆえにその名はバベルと呼ばれる・・・
英字表記で名前を頭文字にするとエホバと読めるプログラマー帆場暎一が、レイバーつまり労働者の共通言語であるオペレーティング・システムHOSを創造し、特定の周波数で起動するコンピュータ・ウィルスを仕込んだ。嵐によってレイバー用海上プラットホーム方舟がその周波数を発生させ、レイバーの暴走、異民族の奴隷が反乱する計画だった。
バベルの塔自体は登場しないが、物語が題材として組み込まれている。
題材作品
外部リンク
ウィキソース
ウィキペディア
学習院学術成果リポジトリ
コトバンク
世界史の窓
哲学茶房のサクサクHP
バルバロイ!
末日聖徒イエス・キリスト教会
ものみの塔 オンライン・ライブラリー
MDwiki
Weblio辞書
YouTube - 山田五郎 オトナの教養講座
ホロフェルネス הולופרנס
概要
ホロフェルネスは、第二正典『ユディト記』に登場するアッシリアの男性、将軍
題材作品
別表記
Holofernis
外部リンク
メルキゼデク מלכי-צדק
概要
メルキゼデクは、旧約聖書に登場する男性。意味は「義の王」。
新約聖書『ヘブライ人への手紙』第7章によると「サレムの王」であり、「父もなく、母もなく、系図もなく、その生涯の初めもなく、いのちの終わりもなく、神の子に似た者とされ、いつまでも祭司としてとどまっている」とされる。
外部リンク
参考文献
『銃夢』
モーセ מֹשֶׁה
概要
モーセは、紀元前16世紀又は紀元前13世紀頃に活躍したと推測されているイスラエル人の男性、ユダヤ民族の偉大な指導者、立法者にして律法宗教の創始者。旧約聖書『出エジプト記』などに登場し、旧約聖書のモーセ五書の著者であるとされている。
イエス・キリスト又は聖ペテロの旧約聖書における予型とみなされている。
持ち物
白髭、角、小枝、杖、十戒の石板。
白髭と豊かな髪を特徴とするが、時には髭のない若者として描かれることもある。頭に角を付けているのは、十戒の石板を携えてシナイ山を下りる際「彼の顔の皮は光を放っていた」という記述における一単語 cornutam(角の生えた)に由来する。
題材作品
別表記
モーゼ、Moses
外部リンク
ヤコブ יעקב
- 父
- イサク
- 母
- リベカ
- 妻
- レア
ラケル
ビルハ
ジルパ
概要
ヤコブは、旧約聖書の創世記に登場するヘブライ人の族長。別名をイスラエルといい、イスラエルの民つまりユダヤ人は皆ヤコブの子孫を称する。
ヤコブの梯子
ヤコブの梯子は、旧約聖書『創世記』に登場するヤコブという人物が夢の中で見た、天に届き天使が登り降りするという長大な梯子。
題材作品
別表記
Iacobus、Jacob
外部リンク
参考文献
『銃夢』
ユディト יְהוּדִית
概要
ユディトは、旧約聖書外典『ユディト記』に登場するユダヤ人女性。
ユダヤの町ベッリアはアッシリアの軍隊に包囲され、絶体絶命の危機に会う。ベッリアには裕福な美しい未亡人、ユディットがいた。彼女は夜になってから美しく着飾って、召使いと2人で敵の陣地に向かう。アッシリアの将軍ホロフェルネスは、彼女の美しさについ油断してしまう。彼女と楽しく酌み交わした酒のおかげでうとうととしたところを、ユディットは彼の刀を抜き取って首を刎ねてしまった。首は食べ物やお酒を入れてきた籠の中に入れて持ち帰る。朝になって首のない将軍の姿を見つけ、アッシリアの軍隊は退散した。
題材作品
別表記
Juditha、Judith、Giuditta
外部リンク
ヨシヤ יאשיהו
題材作品
別表記
ヨシア、Iosias
外部リンク
ラケル רָחֵל
- 父
- ラバン
- 夫
- ヤコブ
概要
題材作品
別表記
ラケーレ、Rachel
外部リンク
ルシフェル הֵילֵל
概要
ルシフェルは、明けの明星を指すラテン語であり、光をもたらす者という意味を持つ天使の名。堕天し、堕天使の長であるサタンと同一視される。
別表記
ルシファー、イブリース、Lucifer
外部リンク
レア לֵאָה
- 父
- ラバン
- 夫
- ヤコブ
概要
題材作品
別表記
リア、Lea
外部リンク
記載日
2006年12月28日
更新日
2023年9月27日