Borgia

１３７５年頃

妻フランチェスカ・ドムス・フェノリェト、死。

１３７０年

妻カテリーナ・ドンセル、死。

１４２０年１０月２６日

オンテニエンテの管財人フォルク・デ・モンフェレール殺害の容疑で告発される。

１４２？年

イタリアに逃亡し、義兄弟アルフォンス・デ・ボルジャ枢機卿の影響力によって、アルフォンソ５世・デ・アラゴンから恩赦と王室廷吏の地位を獲得。

１４３６年

カプデトの城主。

１４３７年

没（１４４１年）。

１４１７年春

イザベル・デ・モンカーダと結婚。

１３７８年１２月３０日

シャティヴァ近郊トルレ・デ・カナルスにて、生（１３７８年１２月３１日）。

１４２９年８月２０日

ヴァレンシア司教。

１４２９年８月３１日

司教に叙階される。

１４３２年

イタリアへ。

１４４４年５月２日

エウゲニウス４世により、枢機卿に選出される。

１４４５年

ローマに到着。

１４５５年４月４日～１４５５年４月８日

コンクラーヴェに参加。

１４５５年４月８日

７６歳で教皇に即位し、カリストゥス３世を名乗る。

１４５５年４月２０日

モンテ・ジョルダーノ宮殿から出発し、サン・ピエトロ大聖堂の階段でプロスペロ・コロンナの手により戴冠。

甥の家族が自身の家族として扱われるよう命じる。

１４５５年５月１５日

教皇カリストゥス３世、前教皇ニコラウス５世が発した対オスマン・トルコ十字軍の勅書（１４５３年９月）を再確認し改めてキリスト教諸国、諸権力者に対オスマン・トルコ十字軍を提唱する勅書を発する。

以後もカリストゥス３世、老齢の自身の全精力を対オスマン・トルコ対策に傾注。

１４５５年６月３日

サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ聖堂で、故ヴィンチェンツォ・フェッレーリを列聖。

１４５５年１１月

甥ロドリゴ・ボルジアとリュイス・ジョアン・デル・ミラを枢機卿に昇格させることを決意。

１４５５年１１月３０日

待降節第一主日。

１４５５年

待降節の会議で、甥ロドリゴ・ボルジアとリュイス・ジョアン・デル・ミラを枢機卿に昇格させることを提案。若年、非イタリア人などを理由に枢機卿たちに反対される。

１４５５年

ルドヴィーコ・ベンティヴォーリオに祝福された剣を授与。

１４５６年２月２０日

甥ロドリゴ・ボルジアとリュイス・ジョアン・デル・ミラ、ジャイメ・デ・アヴィシュを枢機卿に指名。ナポリ王とミラノ公からの枢機卿叙任の要請を無視し、また、枢機卿たちは彼らを叙階する前に教皇が死んだ場合その地位を否定する意図を抱いていたため、公表されず。

１４５６年７月４日～７月２２日

ベオグラード包囲戦：ハンガリー王国軍がナーンドルフェヘールヴァールを包囲するオスマン帝国軍を撤退させる。

包囲中、カリストゥス３世は、信徒たちに防衛陣のために祈るように呼び掛け、全教会の鐘を毎日正午に鳴らすように命じる。しかし、多くの場所で勝利の知らせが命令より先に届いたため、この習慣は戦勝記念に変わった。

１４５６年１２月１７日

カリストゥス３世、バーゼルの分離公会議で擁立された対立教皇故フェリクス５世の秘書だった（在位１４３９年～１４４２年）エネア・シルヴィオ・ピッコロミーニら６名を枢機卿に叙任。

１４５６年

ジャンヌ・ダルク復権。

１４５７年

シャルル７世に黄金の薔薇を授与。

１４５７年１月１日

故ソールズベリー司教オズムンドを列聖。

１４５７年９月２日

アルバニア制圧を目指して襲撃してきたオスマン・トルコ軍に対し、１４４３年以来アルバニアの民衆を結集してオスマン・トルコの攻撃を退け民衆から英雄視されてきたスカンデルベグ（１４０３／１４０５年～１４６８年）、カリストゥス３世から資金を得て軍を率い、南部Tamoriza (Tomoriza）で勝利を収める。

１４５７年１２月２３日

スカンデルベグを対オスマン・トルコ戦の教皇軍最高指揮官に任命。

１４５７年

シャルル７世に祝福された剣を授与。

１４５８年６月２７日

アルフォンソ５世・デ・アラゴン、死。

１４５８年６月３０日

ロドリゴ・ボルジアをヴァレンシア司教に任命。

１４５７年３月９日

リュイス・ジョアン・デル・ミラをブルゴス司教に任命することを失敗。

１４５８年２月２３日

サン・ビアージョ・デッラ・パニョッタ教会近くのレクタ通りにある造幣局（現スフォルツァ・チェザリーニ宮殿）をロドリゴ・ボルジア枢機卿に売却する勅書を発行。

１４５８年

フアン２世・デ・アラゴンの意向に反して、コズメ・デ・モンセラートをジローナ司教に任命。

ジローナ司教座の収入から年間２千ドゥカートをリュイス・ジョアン・デル・ミラへ年金として割り当てる。

ジローナ司教をリュイス・ジョアン・デル・ミラに、ソゴルブ司教をコズメ・デ・モンセラートに引き渡すという最も単純な手段をとらなかったのは、バレンシア王国の司教座を自分の一門に世襲させ続けることを狙った縁故主義的戦略だという。

１４５８年７月１４日

カリストゥス３世、ナポリは正統継承権を欠きその支配領は全て教会の属すると宣言すると共にナポリ領民にフェッランテ・ダラゴーナへの一切の忠誠誓約を禁ずる勅書を発する。同時に、イタリア諸国、諸権力者にフェッランテ・ダラゴーナに対して戦うよう呼びかける。

しかしアンジュー家及びフランス王家のナポリへの野心を警戒するフランチェスコ１世・スフォルツァが勅書への不同意を宣言したのに続き、コジモ・イル・ヴェッキオもフェッランテ・ダラゴーナのナポリ王位継承を承認。

１４５８年８月６日

ローマにて、死。

サンタ・マリア・デッレ・フェッブレ教会に埋葬される。

１４３１年１月１日

シャティヴァにて、ロドリゴ・ボルジアを出産。

１４３５年

ガンディアのサフォルにて、テクラ・デ・ボルハを出産。

１４５８年９月２６日

息子ペドロ・ルイス・デ・ボルハ、死。

１４６３年１０月２９日

遺言書を作成。ボルジャ姓とシャティヴァとトレ・デ・カナルスの財産とアンナ男爵領を、孫ジョフレ・リャンソルに相続させるよう記載。

１４３０年以前

ジョアン・デル・ミラ・イ・サンテーリャスと結婚。

１４？？年

ペレ・デル・ミラ・イ・ボルジャを出産。

ダミアータ・デル・ミラを出産。

１４３２年？

リュイス・ジョアン・デル・ミラを出産。

１４４７年

ジョアン・デル・ミラ・イ・サンテーリャスとの結婚証明書作成。

１４？？年

ルイス・デル・ミラを出産。

カテリーナ・デル・ミラを出産。

１４６９年１月１０日

ザラゴサ通りの宮殿に住んでおり、「金、銀、真珠、及び高価な品々」を強盗される。

１４？？年

死。

１４２５年

シャティヴァにて、生（１４３２年）。

１４５０年？

ローマに移住。

１４５５年

教会軍総司令官、サンタンジェロ城代（１４５６年春）。

１４５６年秋

テルニ、ナルニ、トーディ、リエーティ、オルヴィエート、スポレート、フォリーニョ、ノチェーラ、アッシジ、アメーリア、チヴィタ・カステッラーナ、ネピ教皇代理。

１４５７年年初

教皇領諸州及びトスカーナ総督職。

１４５７年

ローマ知事。

１４５８年８月６日

母方の伯父教皇カリストゥス３世死。

ロドリゴ・ボルジア枢機卿とピエトロ・バルボ枢機卿に手助けされ、ローマから逃亡。

１４５８年９月２６日

チヴィタヴェッキアにて、死（１４５８年１２月）。

１４９２年８月

きょうだいアレクサンデル６世として教皇に即位した少し後、ヴァレンシアにて彼宛ての手紙をしたためる。

１４４７年

ジョフレ・リャンソルを出産（１４５０年？）。

１４４０年

テクラ・ナヴァッロと結婚。

１４５？年

ローマに移住（１４４６年？）。

１４５６年２月１２日

教皇カリストゥス３世が緑の布地を何枚か届け、ガルセラン・デ・ボルハは従兄の教会軍総司令官ペドロ・ルイス・デ・ボルハの下で従事するための制服を作るよう命じる。

１４５？年

ペドロ・ルイス・デ・ボルハにより、スポレート公国の副官となり、チヴィタヴェッキアの要塞を支配下に置く。

１４５８年８月６日

カリストゥス３世、死。

１４５８年８月

ガルセラン・デ・ボルハのいるチヴィタヴェッキアの要塞に、ペドロ・ルイス・デ・ボルハがオルシーニ家から逃れてくる。

１４５８年９月２６日

ペドロ・ルイス・デ・ボルハ、チヴィタヴェッキアの要塞にて死。ガルセラン・デ・ボルハは彼を埋葬し、後に遺骸をシャティヴァのコレヒアタ教会に移した。

１４５８年

故ペドロ・ルイス・デ・ボルハがチヴィタヴェッキアの要塞に７万ドゥカートを残したと噂されていたため、新教皇ピウス２世はロドリゴ・ボルジア枢機卿と財務官ニッコロ・デ・ピストイアを派遣。当初ガルセラン・デ・ボルハは拒絶するも、従兄弟のロドリゴ・ボルジア枢機卿と半分を引き渡すことを同意。残りの半分は守備隊の給料と、ペドロ・ルイス・デ・ボルハの死の際に作られた喪服の費用を支払うために使う。

１４５８年１２月３０日

かなりの金額と教皇領の安全な通行と引き換えに、チヴィタヴェッキアの要塞をピウス２世に引き渡す。

１４５９年１月１６日

ピウス２世により、エンリケ４世・デ・カスティーリャへの大使に任命される。

１４６２年６月３日

息子フアン・デ・ボルハの名においてアルバルを掌握するためにヴァレンシアに滞在。

１４６３年

ロドリゴ・ボルジア枢機卿が所有していた町チュリリャの城主となっている。

１４６３年

カビルド・ヴァレンティーノ（参事会）により、アルバルの地の管理者に任命される。

１４７２年～１４７３年

ヴァレンシアの陪審員を務める。

１４９０年２月５日

公証人ルイス・エラウに依頼して、遺言書を作成。

１４３２～１４４１年

シャティヴァにて、生。

１４９５年８月１９日

テアーノ司教に叙任される。

１４９５年

ピントゥリッキオに絵画を依頼。

１４９９年９月４日

ルクレツィア・ボルジア名義で、ネピの所有権を得る。

１５００年９月２８日

教皇アレクサンデル６世により、枢機卿に選出される。

１５０１年

教皇アレクサンデル６世により、ジャナントーニオ・サンジョルジョ枢機卿、フランセスク・デ・ボルジャ枢機卿他４名が、ロドリゴ・ダラゴーナとインファンテ・ロマーノの後見人に選ばれる。

１５０２年１月１６日（日）

グッビオ到着。ルクレツィア・ボルジア一行を離れ、ローマに戻る。

１４８？年

ローマに２人の実子がおり、１人はオットと呼ばれていたが、もう１人の名前は不明。

１４９４年

ヴァレンシア在住。大おじアレクサンデル６世のガンディア公フアン・ボルジア宛て手紙に記載あり。

１４９８年７月２１日

ローマで行われたルクレツィア・ボルジアとアルフォンソ・ダラゴーナの結婚式に出席。

１５０２年１月６日（木）

フェッラーラへ向け出発するルクレツィア・ボルジアを教皇警備隊長として見送る。

１５０３年夏

死。

１４８６年頃

ローマ？にて、生（１４８８年頃）。

１５０１年２月

謝肉祭には、ルクレツィア・ボルジアに仕え、サンタ・マリア・イン・ポルティコ宮殿に居住。

１５０１年

ディオメデス・グイダロットの詩に詠まれる。

１５０２年１月６日（木）

ルクレツィア・ボルジアに随行し、フェッラーラへ向けローマ出発。

１５０２年２月５日（土）

フランス大使フィリッポ・デッラ・ロッカ・ベルティから、フランス王ルイ１２世の名代として、高価な鎖を贈られる。

１５０２年

１５歳頃、その美しさで有名になり、詩人たちに賞賛され始める。

フェッラーラの年代記作者ベルナルディーノ・ザンボッティは、彼女がルクレツィア・ボルジアの６歳年下であったにもかかわらず親密で、「非常に優雅な乙女」として百８０人の側近の中でも際立っていたと述べている。

１５０４年８月１日

ルクレツィア・ボルジア宛てピエトロ・ベンボーの手紙で、ルクレツィア・ボルジアの「親愛なる勇敢なアンジェラ・ボルジア」と言及される。

１５０５年１１月３日

ジューリオ・デステが襲撃され、目を抉られる。

１５０６年７月

フェッランテ・デステとジューリオ・デステによる、アルフォンソ１世・デステとイッポーリト・デステ殺害計画発覚。

１５０６年８月１２日

フェッランテ・デステとジューリオ・デステが終身刑に処される。

１５０６年１２月６日

持参金８千ドゥカートで、アレッサンドロ・ピオと結婚。

１５０？年

義理のおばエミーリア・ピオ、マルゲリータ・ピオと共にウルビーノ宮廷に滞在。

１５０７年５月１日

サッスオーロにて、イッポーリト・デステ枢機卿に宛てに手紙を書く。

　あなた様からの手紙を受け取り、読みました。・・・・ベンティヴォーリオ家の者たちはここを通過していませんが、聞くところによると彼らは山にいたようで、具体的な場所は言えませんが、おそらくフォルミジーナの道を進んでいたと思われます。現地には３百５０から４百ほどの騎士と６百ほどの歩兵がいたようです。彼らが通過した時、私はあまり好ましくない状況にあり、もしペドロ・テルツォ・ランポニャーノ殿がいなかったら、もっと悪い結果になっていたかもしれません。それほどの勢いには抵抗できないと思いました。それに、スピランベルトにはさらに多くの歩兵や騎兵がいました。彼らは突然やってきたので、私たちの誰もがそれを知らず、これはあなた様と公爵夫人にとって非常に不愉快なことであると思い、絶望的な気持ちになりました。しかし、私には彼らに対して何も対策を立てる力がありませんでした。他にあなたのためにできることがあれば、何なりとお申し付けください。ペトロ・ランポニャーノと私はあなたに敬意を表します。

１５１０年９月８日（日）

ガレアッツォ１世・パッラヴィチーニによってパルマに連れ去られ、サッスオーロがフランス軍に占領される。

１５１７年４月

夫アレッサンドロ・ピオ、死（１５１８年４月）。

１５１９年６月２４日

ルクレツィア・ボルジア、死。

１５２２年

死（１５２０年）。

サッスオーロのサン・ジュゼッペ教会に埋葬される。

１５３７年

息子ジベルト・ピオが墓碑を設置。現存せず。

D. O. M.
Alexandro Pio Domino et Angelae Borgiae Uxori
In quos Natura et Fortuna certatim summa omnia
Quae
Aut in Principe Aut in Matrona
Optari possunt ornamenta congressere
Gilbertus Pius
Parentibus optimis pusuit
DXXXVIIM

１４５８年

生（１４６０年、１４６２年、１４６７年、１４６８年）。

１４８１年１１月５日

シクストゥス４世により嫡出の勅書が発せられる。「Adolescens Romanas」と書かれている。

１４８２年

公証人の文書に「adolescens」と書かれている。

１４８２年

マリーア・エンリケスと婚約。２２歳。

１４８３年１月２９日

異母弟フアン・ボルジアの後見人として指名される。後見人は２０歳以上でなければならない。

１４８３年２月４日

シクストゥス４世により、以前に許可された父ロドリゴ・ボルジアがその子供たちに教会のものを含む財産を遺贈する権限を追認する勅書が発せられる。ロドリゴ・ボルジアからガンディア購入のための５万フィオリーノをもらう。

１４８５年

活動の自由とヴァレンシアの財産の完全な管理を認められる。

１４８５年

グラナダの戦いに従軍。兵を率いて沿岸に向かいロンダ郊外で初陣。

１４８５年５月２８日

ロンダにて、フェルナンド２世・デ・アラゴンにより、ペドロ・ルイス・デ・ボルハとチェーザレ・ボルジアとフアン・ボルジアにEgregioの称号が与えられる。

１４８５年１２月３日

ヴァレンシア貨幣６万３千１２１timbresでガンディアを購入。

１４８５年１２月２０日

フェルナンド２世・デ・アラゴンにより、ガンディア公の称号を与えられる。

１４８８年８月１４日

居宅にて父ロドリゴ・ボルジアの同席の下、遺言書をしたためる。フアン・ボルジアをガンディア公後継者とし、その他の財産、称号を与えること。若年のためロドリゴ・ボルジアを後見人とすること。また、妹ルクレツィア・ボルジアに持参金１万フィオリーノを与えること。

１４８８年９月３日

死（１４８２年、１４９２年）。

１４８２年１月

ロドリゴ・ボルジア枢機卿の娘として認知される。

１４８２年１月

１３歳又は１５歳で、ジャナンドレア・チェザリーニと結婚。式には、父ロドリゴ・ボルジア枢機卿、ステファノ・ナルディーニ枢機卿、ジョヴァンニ・バッティスタ・サヴェッリ枢機卿、ヴィルジーニオ・オルシーニ、ジュリアーノ・チェザリーニ、アントーニオ・ポルカロが出席。

１４６７年

生（１４７１年）。

１４８３年４月１日

パリオーネ地区に住むピエトロ・マトゥッツィと結婚。

１４７６年

生（１４７４年、１４７７年）。

１４８８年１２月１３日

バリャドリッドにて、マリーア・エンリケスと婚約。

１４９２年１０月６日

フアン・ボルジアと彼の配偶者は何であれどの聴罪司祭からも赦免を得るとの小勅書が、父教皇アレクサンデル６世により発せられる。

１４９３年６月１２日

妹ルクレツィア・ボルジアとジョヴァンニ・スフォルツァのヴァティカン宮殿での結婚式に参列。花嫁を迎えに行く役目を負う。服装は、金の浮き出し模様のついたラシャ地で仕立てられ、袖には大きな真珠の玉がぎっしりと刺繍されて、床まで届くほどに長い、見事な「フランス風トルコ服」。首にはルビーと真珠の首飾りを下げ、頭には、きらきら輝く宝石で飾られた帽子を被る。その５万ドゥカートもの衣装は人々の関心の的になる。ヴァティカン宮殿の中まで妹に付き添ってきた後、改めて彼女を迎えるために他の人々の中に混じる。ボルジアの間はそれほど広くなくため、異例な数の列席者で立錐の余地もないほどである。

１４９３年６月１６日

ジョヴァンニ・スフォルツァと共に、スペイン大使に会う。スペインへ赴くための準備中。

１４９３年６月末

この頃フェルナンド２世・デ・アラゴンにより、彼の叔父の娘、寡婦マリーア・エンリケスとの結婚が提案される。

１４９３年８月２日

ローマを出発。ローマの金細工職人が数か月を費やして作った数々の装飾品を持参。

１４９３年８月４日

チヴィタヴェッキア到着。アレクサンデル６世からの手紙を受け取る。衣服の着用には気を使うこと、血色、毛髪にも注意すること、特にバルセロナに着くまでは手袋を常時着用するよう。海の水は肌を荒らすが、我々の郷国では美しい手は極めて重んじられると、手紙には説かれていた。スペインのガレー船に乗船。

１４９３年８月２４日

マリーア・エンリケスとの結婚式、バルセロナでフェルナンド２世・デ・アラゴン、イサベル１世・デ・カスティーリャ両王の出席のもと盛大に挙行される（１４９３年８月３１日）。

１４９３年１２月４日

アレクサンデル６世に手紙を書く。

１４９４年５月８日

アルフォンソ２世・ダラゴーナにより、そのナポリ王戴冠式で、トリカーリコ公、キアラモンテとラウリアの伯爵領、シチリア王国についての王の代理官の地位を授けられる。と『ルクレツィア・ボルジア―ルネッサンスの黄昏』ではされているが、おそらく事実ではない。

１４９４年

サンテーリャス家からリョンバイを購入。

１４９６年６月

ガンディア出発、ローマへ向かう（１４９６年７月下旬）。

１４９６年８月１０日

サン・ロレンツォの日。チヴィタヴェッキアからローマ到着。これできょうだい全員がローマに会する。「金の飾りと銀の鈴」のついた馬衣を纏った鹿毛色の馬に跨り、頭には真珠の飾りのついた緋色のビロードの帽子を被り、袖と胸に宝石と真珠の刺繍を施された褐色のビロードの服を着込んで、入城。

１４９６年９月１２日

マントヴァ侯フランチェスコ２世・ゴンザーガ宛の手紙に「ガンディア・セッサ公、テアーノの君主」と署名。

１４９６年９月１５日

アレッサンドロ・ファルネーゼ枢機卿に代わり、ヴィテルボ知事に就任。

１４９６年１０月２７日

教会軍総司令官、教会の旗手に任命される（１４９６年１０月２５日、１４９６年１２月２６日）。

１４９６年１０月２８日

ローマ出発（１４９６年１０月２６日）。

１４９７年１月２３日

教皇軍は、ソリアーノでオルシーニ家軍、ヴィテッリ家軍との決戦に敗れる（１４９７年１月２６日）。負傷し、ローマへ逃げ帰る。グイドバルド・ダ・モンテフェルトロは捕えられる。

１４９７年２月５日

オルシーニ家などローマ貴族と和約。

１４９７年６月初旬

アスカーニオ・マリーア・スフォルツァ主催の宴会に出席。会食者たちを嘲笑し始め、時々は彼らを「食卓のろくでなしども」などと罵るに至る。これに対して彼が私生児であることを仄めかされると、その場を立ち去り、アレクサンデル６世のもとへ行く。教皇は兵士の一隊を派遣してスフォルツァ・チェザリーニ宮殿に門から押し入らせ、件の人物を捕らえさせると、即刻絞首刑に処す。

１４９７年６月１４日（水）

サンティ・シルヴェストロ・エ・マルティーノ・アイ・モンティ教会とサンタ・ルチア・イン・セルチ教会の中間にある葡萄園の別荘の戸外で開かれたヴァノッツァ・デイ・カッタネイ主催の宴に出席。１か月ほど毎日のようにヴァティカン宮殿を訪れている仮面の男を連れている。夜更けに解散。

１４９７年６月１５日（木）

スフォルツァ・チェザリーニ宮殿近くで、馬丁を立ち止まらせ、仮面の男を同じ馬に乗せ、武装した者たちを従えていくようにとの人々の言葉にも耳を貸さずに、彼らと別れ、ユダヤ人地区へ向かう。ユダヤ広場に着くと、馬丁を止まらせ、１時間の間に誰をも見かけなかったら、館に帰るようにと指示。

この夜から翌朝にかけて暗殺される。

ジョヴァンニ・ヤコポ・スキアッフィナーティ邸の近くにて、乗っていた馬が発見される。片方の鐙が切られていた。

夕刻、ユダヤ広場にて、馬丁が瀕死の状態で発見され、近隣の邸宅に運ばれた後、死。

１４９７年６月１６日（金）

正午、ポポロ広場近くのテヴェレ川から死体が引き上げられる。手袋をし、３０ドゥカートが入った財布はベルトにつけられたまま、宝石も失われてはいなかった。両手は結ばれ、顔は９つもの深い傷で引き裂かれ、その傷の１つは喉にまで達していた。泥まみれの死体はサンタンジェロ城に運ばれ、衣服を脱がされ、水で洗われ、公爵（教皇軍総司令官）の衣服で包まれる。

夜、百２０の松明が照らす中、葬列はサンタンジェロ城を出て、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の、恐らく、初代ガンディア公ペドロ・ルイス・デ・ボルハの遺体がすでに安置されていた翼廊の右側のチャペルに埋葬。ユリウス２世の時代に、両方の遺体ともガンディアに移される。

１４８１年

生（１４８２年）。ロドリゴ・ボルジアはホフレ・ボルジアを認知はしたものの、自分の子供とは信じず、ジョルジョ・デッラ・クローチェが父親だと考えていたようである。

１４８６年６月

この頃、アドリアーナ・デル・ミラに引き取られ、モンテ・ジョルダーノ宮殿に居住。

１４９０年

この頃、ヴァレンシア司教座聖堂参事会員及び助祭長。

１４９２年

いつからかは不明だが、この頃には姉ルクレツィア・ボルジアと共に、アドリアーナ・デル・ミラの家に住んでいる。

１４９３年６月１２日

姉ルクレツィア・ボルジアとジョヴァンニ・スフォルツァのヴァティカン宮殿での結婚式に参列。ジョヴァンニ・スフォルツァ到着のすぐ後に、兄チェーザレ・ボルジアと共に、壁の中に開くようになっていた秘密の戸口からそっと忍び込むという、幾分芝居がかった形で入場。

１４９３年６月末

サンチャ・ダラゴーナとの結婚が提案される。

１４９３年８月１６日

ヴァティカン宮殿にて、代理人を立てた、サンチャ・ダラゴーナとの婚姻契約書が作成される。

１４９４年

ローマ出発。ナポリ軍総司令官ヴィルジーニオ・オルシーニ、フェルランド・ディセールと、全く新しい家臣一同を引き連れる。

１４９４年５月２日（金）

ナポリ入りするフアン・デ・ボルハ枢機卿を出迎える。

１４９４年５月７日（水）

カステル・ヌオーヴォでサンチャ・ダラゴーナとの婚礼の式を挙げる。ナポリ王フェッランテ・ダラゴーナ、花嫁の叔父フェデリーコ・ダラゴーナ、モンレアーレ枢機卿フアン・デ・ボルハ、フェルランド・ディセールが参列。トロペア司教が式を執り行う。贈り物は真珠の首飾り、ルビー、ダイヤモンド、卵型真珠からなる装身具、ダイヤ、ルビー、トルコ石その他あらゆる種類の宝石をはめ込んだ１４個の指輪、金の錦、絹、ビロードの織物。

ナポリに留まる。

１４９４年５月８日

アルフォンソ２世・ダラゴーナのナポリ王戴冠式に参列。前に進み出ると、玉座の下に跪く。王は、宝石をちりばめた剣でもってホフレ・ボルジアの左耳に触れ、「神とサン・ジョルジョが汝を優れた騎士にせられんことを」と言う。そして、スクイッラーチェ君主とカリアーティ伯に任じられ、アーミン皮の帯を授けられる。「裏切るよりはむしろ死を選ばんことを」（１４９４年５月７日）。

１４９４年５月１１日

カステル・ヌオーヴォの礼拝堂でサンチャ・ダラゴーナとの結婚式を挙げる。サンチャ・ダラゴーナは、父アルフォンソ２世・ダラゴーナに導かれてカステル・ヌオーヴォの礼拝堂へ赴き、グラヴィーナ司教ピエトロ・マッテオ・ダクイーノがミサを唱える。司教はまず聖体を授けてから、助祭の口に接吻をし、助祭はそれを新郎に伝え、新郎は新婦にそれを伝える。降福式が終わると、一同は合奏会に行き、ついで長い宴会に移る。

日暮れ頃、カステル・ヌオーヴォからほんの数歩の位置に設けられた新しい住居へ行き、妻を待つ。新妻は王とフアン・デ・ボルハ枢機卿に伴われて程なくやってくる。

夜の儀式の役割は最年長の女性たちに割り当てることが期待される。サンチャ・ダラゴーナの侍女たちは、新婦だけではなしに、新郎にも衣服を脱がせ、２人をベッドに入らせると、儀式の定めに従って、胸から腰までをむき出しにする。その時、アルフォンソ２世・ダラゴーナとフアン・デ・ボルハ枢機卿が入り、入れ違いに侍女たちは退場する。彼らは当時の慣習に基づいて、新郎新婦をからかって打ち興じ、いかに「新夫が男らしいか」を称えて面白がる。床入りが祝福され、夜明けにアルフォンソ２世・ダラゴーナとフアン・デ・ボルハが土砂降りの雨の中を帰る。

１４９５年２月２１日

シャルル８世軍の入城を前にしたフェッランディーノ・ダラゴーナのナポリ逃亡に随行。

１４９６年５月２０日

聖霊降臨節。妻サンチャ・ダラゴーナと共に１０時頃ローマに到着。当時流行の、身体にぴったりの黒サテンの服を纏い、長い髪は赤銅色に輝き、その顔は南部の太陽の光線を浴びて褐色に見える。ラテラーノ門で供を連れた姉ルクレツィア・ボルジア、外交官、枢機卿、役人、貴族たちに出迎えられ、ヴァティカン宮殿へ付き添われる。サン・ピエトロ大聖堂で、１１人の枢機卿に囲まれ玉座に座った父教皇アレクサンデル６世のもとへ行き、ホフレ・ボルジアはチェーザレ・ボルジアの隣に、ルクレツィア・ボルジアは教皇の右に、サンチャ・ダラゴーナは左に、クッションの上に座る。

サンタンジェロ城近くの故アルディチーノ・デッラ・ポルタの宮殿に居住。

１４９７年６月１４日

ヴァノッツァ・デイ・カッタネイ主催の宴に出席。

１４９７年８月７日

アレクサンデル６世の命により、サンチャ・ダラゴーナと共にローマを出発しスクイッラーチェに向かう。

１４９９年

アレクサンデル６世とチェーザレ・ボルジアのフランスとの同盟が確かなものとなった頃、騒ぎを引き起こし、スペイン兵たちを引き連れて夜間しばしば外出し、市民警備隊の夜間巡邏班をさえなぶったりする。

ある晩、２５名ほどのスペイン兵を引率してサンタンジェロ橋を渡ろうとした時に、ホフレ・ボルジアは警備隊隊長を罵って警備隊の一兵士に錆びた矢を腿に射込まれ、すんでのところで「テヴェレ川の水面に発見する」ことになるところとなる。夫の状態を見たサンチャ・ダラゴーナがヴァティカン宮殿へアレクサンデル６世に不満を申し立てに行く。

１５０１年４月２６日（月）

兄チェーザレ・ボルジアによるファエンツァ攻落の知らせがローマに届く。

１５０１年４月２７日（火）

２刻から朝にかけて多数の大砲がサンタンジェロ城に運ばれる。ホフレ・ボルジアとカルロ・オルシーニは「デューカ、デューカ、オルシーニ、オルシーニ」と叫びながら、一晩中町を駆け抜ける。

１５０３年１月

オルシーニ家のモンテロトンドを占領。

しかし、オルシーニ家の反乱の鎮圧は果たせず。

１５０３年９月２日

この日か、この日以前にネピ到着。

１５０３年９月１８日

ネピにて、フランチェスコ２世・ゴンザーガ宛てに手紙をしたためる。

１５０４年４月１９日

ナポリに向かうチェーザレ・ボルジアに同行し、オスティア出発。

１５０６年

妻サンチャ・ダラゴーナ死。

１５０６年１０月末

スペイン王フェルナンド２世・デ・アラゴンがナポリに到着。

１５０６年

妻サンチャ・ダラゴーナの死により権利を失ったアルヴィートを、フェルナンド２世・デ・アラゴンにより没収される。

１５？？年

マリーア・デル・ミラ・ダラゴと結婚。

１５１７年

スクイッラーチェにて、死（１５１６年）。

１４９８年３月

１４９８年３月１８日以前にローマで生（１４９８年９月）。

１５０６年２月２５日

家庭教師としてバルタッサーレ・ボンフィーリオの名前が記録されている。

この時には、バーリにて、ロドリゴ・ダラゴーナと共に育てられている。

１５０６年１０月２４日

カルピのおそらくはピオ家の宮廷にいた。この日付でルクレツィア・ボルジアの家計簿に、「ジョヴァンニ・ボルジアをフェッラーラに連れてきた船頭に支払」と記載あり。

１５０６年１１月５日

ルクレツィア・ボルジアの家計簿に、「カルピのジョヴァンニ・ボルジアに何着か亜麻の服を送った」と記載あり。

１５０８年４月

この時には、バーリにいる。

１５０８年５月１５日

ルクレツィア・ボルジアの家計簿に、「ジョヴァンニとロドリゴ・ダラゴーナに帽子」と記載あり。

１５０８年５月２５日

ルクレツィア・ボルジアの家計簿に、「ジョヴァンニとロドリゴ・ダラゴーナに手袋の出費」と記載あり。

１５０８年１０月１６日

ルクレツィア・ボルジアの家計簿に、「家庭教師バルトロメオ・グロットが本の代金を支払うための出費」と記載あり。

１５０８年１２月１５日

ルクレツィア・ボルジアの家計簿に、「バルトロメオ・グロットがジョヴァンニに購入したウェルギリウスへの支払」と記載あり。

１５１７年１２月

この時には、フェッラーラの宮廷にいる。

１５１８年４月２７日

フランス王妃への贈り物として２つの金の腕輪の記録あり。

１５１８年１１月１４日

パリに行くアルフォンソ１世・デステに同行。ルクレツィア・ボルジアから渡された、フランス王フランソワ１世とクロード・ド・フランスへの贈り物である２つの金の腕輪を持参。他、エルコーレ・デイ・フェデーリ制作のエナメルを施した金の鎖や、アルフォンソ・デイ・フェデーリ制作の大きな金の釦、両者制作の６つの釦を持参。

１５１８年１１月１６日

フランソワ１世のもとに預けられる。しばらくフランス宮廷に残り、富を築こうとするが、失敗に終わる。

１５２７年８月１９日

カメリーノ公ジョヴァンニ・マリーア・ダ・ヴァラーノ死。

１５３０年

ボローニャに滞在中のカール５世を訪れ、自らがカメリーノ公であることを主張し相談。教皇クレメンス７世を通して、しかるべきローマの法手続きを踏むことにより、権利を確保することに努めるよう助言を受ける。

１５３０年

ローマにて、アルフォンソ１世・デステ宛てに手紙をしたためる。事情を説明し、エステ家の書庫にある自分に関する文書をもっと探してもらえるよう頼む。

１５３０年６月２９日

ローマにて、エステ家の書記長を使ってアレクサンデル６世の時代からの文書を持ち出し、膨大な量の文書にて訴訟を起こす。その中で、自らをローマ第一書記、教皇の雄弁家と名乗る。

１５３０年

ローマのルオータから代償を払うよう訴えられる。

１５３２年６月７日

クレメンス７世から勅書にて、ジューリア・ダ・ヴァラーノとその母カテリーナ・チーボをこれ以上要求して困らせるのをやめるよう命令される。

１５４７年１１月

ジェノヴァで死（１５４８年）。ヴァレンシアに数千ドゥカートを、ローマに少しの衣服、２頭の馬と３百ドゥカートの価値のある葡萄園を残した。遺言は残さず。

１５１８年

この時、サレルノで教師の保護を受けている。エリザベッタとその娘ジューリアが後見人。異母姉ルクレツィア・ボルジアが母親のような役目を果たしていたらしい。

１４６７年４月１６日

ローマにて、父ガルセラン・デ・ボルハ・イ・モンカーダの代理として、ヴァレンシアでの資産を管理するために、委任状に署名。

１４７１年

法学博士と文書に記載される。

１４８３年９月１３日

教皇シクストゥス４世により、モンレアーレ大司教に任命される。

１４８４年

フェルナンド２世・デ・アラゴンに、モンレアーレ大司教座の収入を没収される。

ロドリゴ・ボルジア枢機卿がアラゴン王の意志に反してインノケンティウス８世に与えられたセビリアの大司教を放棄するまで続いた。

１４８６年

おじオット・デ・ボルハの娘ヴィオラント・デ・ボルハが騎士フアン・ビベス・デ・カナマスと結婚する際の婚資として、ヴァレンシア貨幣で１万をおじに贈与。

１４９２年８月３１日

アレクサンデル６世により、教皇即位後初の枢機卿会議で、枢機卿に叙任される（１４９２年９月１日）。

１４９３年４月

カトリック両王により、スペインを代表して教皇に仕える者の１人に指名される。

１４９３年６月１２日

ルクレツィア・ボルジアとジョヴァンニ・スフォルツァのヴァティカン宮殿での結婚式に参列。

１４９３年８月１１日

ローマにて、ナポリ王、カトリック両王の大使、教皇の３者でアレクサンデル６世とフェッランテ・ダラゴーナの関係回復のための交渉を担当。この日、スペインとナポリの政策の支持者である教皇庁掌璽院長フアン・ロペスと共に署名。

１４９４年４月１８日

枢機卿会議にて、一部の枢機卿に激しく反対されるも、アルフォンソ２世・ダラゴーナのナポリ王戴冠式のための教皇特使に任命される。

１４９４年４月２４日（木）

ヨハン・ブルカルトを伴い、豪華な行列でローマ出発。

１４９４年４月２？日

フォンディに到着し、ジャントンマーゾ・カラーファらに迎えられる。

ヤコポ・カラッチオーロらに迎えられる。

カプアに到着し、フェデリーコ・ダラゴーナらに迎えられる。

１４９４年５月２日（金）

夕方から雨。２２刻にアルフォンソ２世・ダラゴーナや各国大使らに迎えられ、ナポリ入り。

ナポリ大聖堂に入る。

１４９４年５月７日

カステル・ヌオーヴォで行われたホフレ・ボルジアとサンチャ・ダラゴーナの結婚式に参列。

１４９４年５月８日

ナポリ大聖堂にて、アルフォンソ２世・ダラゴーナに戴冠する（１４９４年５月７日）。

１４９４年７月

ティヴォリとヴィコヴァーロの会談に参加。教皇アレクサンデル６世とナポリ王アルフォンソ２世・ダラゴーナはフランスの侵略の脅威から身を守るための共同軍事措置に合意。

１４９４年１２月

ブラッチャーノ城でフランス王シャルル８世に謁見し、教皇庁と教皇領を侵さないことを同意。

１４９５年３月

アスカーニオ・マリーア・スフォルツァ枢機卿と和解したい教皇アレクサンデル６世により、ローマに送られる。アスカーニオ・マリーア・スフォルツァはフアン・デ・ボルハを人質としてネピに拘束することを要求。

１４９５年５月

ナポリから撤退中のシャルル８世を避けるために、オルヴィエートとペルージアへ移動するアレクサンデル６世に、枢機卿団の一員として同行。

１４９５年７月２７日

ローマに帰着。

１４９７年６月１４日

ヴァノッツァ・デイ・カッタネイ主催の宴に出席。

１４９７年６月

フェッラーラ司教に就任。

１４９７年

３千ドゥカートでカンポ・デ・フィオーリのオルシーニ宮殿を終生の住居として借り、それまで住んでいたヴァティカン宮殿を出る。

１４９８年７月２１日

ルクレツィア・ボルジアとアルフォンソ・ダラゴーナの結婚式に参列。

１４９８年１２月

教皇領の要衝であるヴィテルボで主要な一族間の衝突によって惹起された暴動が発生し、アレクサンデル６世により、派閥闘争を鎮めるため派遣される。

到着するとすぐに、コゼンツァ大司教ルドヴィーコ・アニェッリを知事に据える。同時に課されていた任務である、地元の貴族に対抗する力の強化のため、教皇位に依存する領土基盤を持つ正規の武装派遣団を組織。

ヴィテルボ滞在中、スペイン大使とと会い、チェーザレ・ボルジアの還俗の結果として生じた深刻な外交危機を取り持とうとしたもの失敗。

１４９９年９月半ば

ヴェネツィア共和国に派遣される。

１４９９年１０月６日

フランス王ルイ１２世のミラノ入城に参列。

１４９９年

フアン・デ・ボルハとジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ枢機卿が、ミラノにいるチェーザレ・ボルジアの軍資金４万５千ドゥカートの保証人になる。

１５０３年８月１日

病床に就く。

アヴェ・マリアの時間頃、ローマにて、死（１５０３年８月５日）。死因はおそらく酷暑でローマに蔓延していたマラリア。

換算すると約１万ドゥカートの遺産を大おじアレクサンデル６世が接収。

１５００年５月１７日

生。

１５０７年３月１１日

父チェーザレ・ボルジア、死。ヴァレンティノワ公となり、母シャルロット・ダルブレが摂政を務める。

１５１４年３月１１日

母シャルロット・ダルブレ、死。

ルイ１２世の母マリア・フォン・クレーフェが後見人となる。

１５１７年４月７日

１６歳で、５６歳のルイ２世・ド・ラ・トレモイユと結婚。

１５２１年

母の故シャルロット・ダルブレのために、ブールジュのアノンシアード修道院とラ・モット・フイイのサンティレール教会に墓の制作を、彫刻家マルタン・クロワストルに委嘱。

１５２５年２月２４日

夫ルイ２世・ド・ラ・トレモイユ、死。

１５３０年２月３日

ビュッセ男爵フィリップ・ド・ブルボンと結婚。

ビュッセ城に居住。

１５３１年１０月１８日

クロード・ド・ブルボンを出産。

１５３２年１０月１０日

マルグリット・ド・ブルボンを出産。

１５３３年

アンリ・ド・ブルボンを出産。

１５３４年１０月１４日

カトリーヌ・ド・ブルボンを出産。

１５３７年９月２日

ジャン・ド・ブルボンを出産。

１５４３年１０月１９日

ジェローム・ド・ブルボンを出産。

１５５３年

死。

１５０２年頃

フェッラーラにて、生。

１５？？年

修道女になる。

１５０９年

認知される。

１５１０年２月１５日

叔母ルクレツィア・ボルジアが購入した、フェッラーラのコルソ・デッラ・ジョヴェッカ通りにあるキアラ会のサン・ベルナルディーノ修道院に、コルプス・ドミニ修道院から２１人の修道女と共に移る。

１５４５年～１５７３年

サン・ベルナルディーノ修道院長となる。

１５７３年

フェッラーラにて、死。

１４９４年１１月

ガンディアにて、生（１４９３年）。

１５０６年

テッラ・ディ・ラヴォーロ、セッサ、テアーノ、カリーノラ、モンテフスコロ（現トッレ・レ・ノチェッレ）、フィウーメなどの南イタリアの領地を、スペイン王フェルナンド２世・デ・アラゴンに売却。

１５２１年

妻フアナ・デ・トラスタマラ・イ・グレア、死。

１５２？年

マリーア・フランシスカ・デ・カストロと結婚（１５３０年）。

１４９８年１月１５日

ガンディアで生。

１５５７年１０月２８日

バリャドリッドにて、死（１５３７年）。

１５？？年

生（１５０５年頃）。

１５２５年

ジャンバッティスタ・カラーファと結婚（１５２６年）。

１５０３年

父フアン・デ・ボルハ枢機卿の死後ヴァレンシアに行く。

公証人に亡父の遺産相続権を主張。

１５０３年９月３０日

金銭的補償と引き換えに、相続権をおじガルセラン・デ・ボルハに譲る。

１５１８年

父方のいとこカタリナ・デ・ロリスと結婚。

１５２９年

レオノール・デ・カストロ・イ・デ・メロと結婚（１５２６年）。

１５４９年

ガンディア大学を創設（１５４８年）。

１５５０年

フェッラーラに３日間滞在。

１５５０年

イエズス会入信のためにローマへ。

１５３６年

生（１５３７年）。

１５４８年１１月２１日

バルセロナにて、マグダレーナ・デ・サンテーリャスと結婚。

１５５２年

ロレンサ・デ・オナスと結婚。

１５７６年

フランシスカ・バッレートと結婚。

１５７２年

フアナ・フェルナンデス・デ・ヴェラスコと結婚。

１６０２年

アンナ・ボルジアと結婚。

１６１０年

マリア・ルイサ・デ・アラゴンと結婚。

１６２３年

マリア・フランシスカ・デ・ボルハと結婚。

１６０２年

フランシスコ・デ・ボルハ・イ・アラゴンと結婚。

１５９３年

アルテミシア・ドーリアと結婚。

１６３０年７月１５日

教皇ウルバヌス８世により、司教に選出される。

１６３０年９月１５日

アントーニオ・バルベリーニ枢機卿により、司教に叙階される。

１６３２年１月１９日

に教皇ウルバヌス8世により大司教に昇格

１６１１年８月１７日

教皇パウルス５世により、枢機卿に選出される。

１６２３年

父方の叔父フェルナンド・デ・ボルハと結婚。

１６２３年

フアナ・ルイサ・デ・アラゴンと結婚。

１６５０年

マヌエル・デ・ボルハと結婚。

１６５４年

フランシスコ・アロンソ・イディアーケスと結婚。

１６１８年

アルテミシア・マリーア・ドーリアと結婚。

１６５０年

フランシスカ・デ・ボルハと結婚。

１６４５年

マリア・ポンセ・デ・レオンと結婚。

１６６９年

フアナ・フェルナンデス・デ・コルドヴァと結婚。

１６９４年

ロサリア・ベナヴィデスと結婚。

１６？？年

ディエゴ・ベナヴィデスと結婚。

１６９３年

夫ディエゴ・ベナヴィデス、死。

１６９４年

ルイス・フランシスコ・ベナヴィデスと結婚。

１７０６年

夫ルイス・フランシスコ・ベナヴィデス、死。

１７１８年

フアン・マヌエル・ロペス・デ・ズニーガと結婚。

１７４０年

叔父であるフェルモの大司教アレッサンドロ・ボルジアのもとに預けられ、歴史研究への傾倒が強まる。

１７５０年

哲学の学位を取得。